こちらにはひと月に一度,AA研スタッフや共同研究員がフィールド調査の際に撮った写真を載せています。
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写真に写っているのはクアラ・ルンプール、マレーシアの首都名の由来となった場所だ。「クアラ」はマレー語で「川の合流点」、「ルンプール」は「泥」を意味し、ゴンバ川とクラン川がここの場所で合流する。
合流点に建つのはマスジット・ジャメの名で知られるイスラーム礼拝堂である。イギリス統治時代の1909年につくられ、当時は大規模なモスクとして地域の人々の祈りの場であった。しかし1世紀を経たいま、白いモスクの背後に高層ビルが建ち並ぶ。とくに近年マレーシア各地でこうした光景を目にするようになり、この国の急速な発展を改めて感じている。
2022年9月3日
クアラ・ルンプール
河合文 撮影
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