こちらにはひと月に一度,AA研スタッフや共同研究員がフィールド調査の際に撮った写真を載せています。
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調査をしていると時に僥倖に出会うことがある。
南インドのタンジャーヴールの世界遺産ブリハディーシュヴァラ寺院の浮彫の調査を行なった日がまさにマハーシヴァラートリ(「大いなるシヴァの夜」という意味)のお祭の日と重なっていた。このお祭はシヴァ神に祈りを捧げて一晩眠らずにすごすというもので,そのお祭に合わせて夜通しの踊りの祭典がこの寺院の中庭で,しかも無料で,行なわれていたのだ。写真の踊りは古典舞踊を現代風にしたもので,シヴァ神が16本の腕を現している様子を8人の踊り手が重なって示している。
2018年2月13日
撮影地:インド,タンジャーヴール
高島淳 撮影
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