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この碑が立っているラブ・ブルン村は,インドネシアのスンバワ島北岸に位置する小さな漁村で,住民は主として南スラウェシからの移住者の子孫である。ここに葬られているブギス人ボガ公はマカッサルから出帆しこの地に漂着した後,係累を呼び寄せてこの地の有力者となった人物であるとのこと。ブギス文字で書かれているが,書かれた言語や年代の詳細は現時点では不明である。スンバワの文化には南スラウェシの影響が多々見られるが,この墓碑もその一つである。
2014年2月28日
インドネシア,西ヌサ・トゥンガラ州スンバワ県ラブ・ブルン村
デディ・ムルヤディ 撮影/塩原朝子 キャプション
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