青物屋とサリー店の看板

カンナダ文字/アラビア文字)

 

いずれの看板も、カンナダ文字は英語の音を写したもの。アラビア文字もそうらしい。

ただし、青物屋の看板(左)では、カンナダ文字表記の最上行真ん中に書かれた語は、英語のandを写したものでなくカンナダ語の接続詞mattuが用いられている。

サリー店の看板(右)では、Akramという人名の-mを写すのに、上の小さい看板では子音字maを末子音化させたものを、下の大きい看板ではアヌスヴァーラ(鼻母音化を表す記号)を、それぞれ用いている。この揺れ自体、人名がカンナダ語のものでないことを表していると言えよう。

インド:カルナータカ州マイソール市アショーカ通り
2000年11月撮影

 

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