[日時] 2015年10月26日(月)~11月27日(金)10~17時(土日祝日休場)
※10月31日、11月1日、11月19~23日(外語祭期間中)は特別開催
[入場料] 無料
[場所] 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所1階資料展示室
[主催・企画] 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
         既形成拠点GICAS
[問い合せ先]
   東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 
   東京都府中市朝日町3-11-1 
   電話 042-330-5600 ファックス 042-330-5610

概要

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所に所蔵される、アジアの各種文字を入力するための希少なタイプライターをご覧いただき、アジアにおける豊かな文字文化の一端を紹介します。 機械式タイプライターはその機構によって「欧文タイプライター」と「和文タイプライター」に分かれます。今回の展示品でいえば、チベット文字、ビルマ文字、ベンガル文字用タイプは前者を改造したもので、デーヴァナーガリー文字用大型タイプは後者を改造したものです。欧文タイプには、右から左の書写方向に対応したタイプという派生形もあります。展示品でいえばアラビア文字、ヘブライ文字タイプなどがこれにあたります。

スタッフ

[主催] 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)
[企画・実施]  AA研 既形成拠点GICAS
    荒川慎太郎(AA研・既形成拠点代表・展示責任者)
    澤田英夫(AA研・既形成拠点副代表)
    町田和彦(AA研)
[制作協力] 中村恭子(AA研広報企画担当)
[WEBサイト制作]  梅川通久

展示品サンプル

1. チベット文字タイプライター
もともと西ドイツのトライアンフ・アドラー社製に、上海でキーを付けたと思われる。インド系文字の一つ、チベット文字を入力する。文字は基本的に左から右に並ぶが、各文字内の配列が複雑で、「基本字」の上下に子音・母音記号が付く場合があり、タイプ入力にも工夫が必要である。同時に展示されているキーボードカバー兼ケースを取り付け、持ち運びが可能だった。小型タイプライターは今でいう「ノート型PC」感覚の存在であった。






2. デーヴァナーガリー文字タイプライター
代表的なインド系文字であるデーヴァナーガリー文字を入力するため、1970年代後半、東京経営機製の和文タイプライターを改造して作られた2台のうち、唯一現存するもの。このため、ひらがななどの入力機能も残っている。1980年代には、東外大ヒンディー語科の教科書作りにも使用された。本体正面に貼られたラベルが「チベット文字」であるのは、もともとは「チベット文字タイプライター」として発注されたため。






※計8点のタイプライターの他、清代の活字、タイプライターで作成された教科書なども展示予定です。









動画ご紹介(ダウンロード。大きなサイズとなっているのでご注意ください。)

来場者の声

来場者の声(別に開きます。)