『浅井・小川未整理資料の分類・整理・研究』 |
2.研究会及び作業報告 | ||
2-1. | 平成12年度第1回研究会 | |
本研究プロジェクトは、平成12年度より試験的に始められた「所外代表による共同研究プロジェクト」のひとつ。代表は、土田滋教授(もとAA研所員)だが、所内では、三尾裕子が責任者(推薦者)となっている。 |
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日時: | 10月6日(金)午後1時30分より午後5時30分まで | |
場所: | AA研セミナー室(4階) | |
報告: | 1. | 顔合わせ |
2. | 土田滋(研究代表者)シラヤ語対訳文書解読の一試み | |
3. | 中西裕二(研究協力者・福岡大学人文学部)谷智子(研究協力者・福岡大学大学院)東外大AA研所蔵浅井恵倫・小川尚義資料のデジタルデータベース化について | |
内容: | 1. | 顔合わせ 初回研究会なので、自己紹介。 |
2. | 土田滋(研究代表者)「シラヤ語対訳文書解読の一試み」 台湾平地原住民についての概説の後、特にシラヤ語研究及び『新港文書』に関する研究状況が紹介された。また、『新港文書』の中の漢文・シラヤ文両言語で書かれた契約文書を例に、シラヤ語の解読の試みが紹介された。 |
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3. | 中西裕二(研究協力者・福岡大学人文学部)谷智子(研究協力者・福岡大学大学院)「東外大AA研所蔵浅井恵倫・小川尚義資料のデジタルデータベース化について」 東外大AA研所蔵浅井恵倫・小川尚義資料のデジタルデータベース化についての方向性に関して問題提起がされた。特に、資料の並べ方、閲覧者としてどのような範囲の人を想定するのか、データベースをどのような脈絡の中で位置付けていくのか、即ち、AA研所蔵の資料公開にとどめるのか、それとも台湾原住民研究全体の脈絡の中で位置付けていくのか、などが問題となった。 これをうけ、参加者の間で、資料をどのように位置付けていくのか、をめぐり討論が行われた。当面は「資料公開」を主眼として、言語資料−フィールドノート−に関して、重要なものをピックアップして画像化していくこと、写真資料については、ガラス乾板のものの電子化及び焼き付けを行い、あわせて劣化の激しいフィルムの保存方法について検討していくことが合意された。 |
![]() ![]() ![]() ![]() 東京外国語大学 アジアアフリカ言語文化研究所 |
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