植民地期台湾に関する人文科学的研究
最終更新日 2010年3月31日
このページでは、日本植民地期の台湾において行われた人文諸科学-人類学、言語学、考古学、民俗学、歴史学など-の研究資料の整理及びそれを用いた研究、なかでも、学問と「植民地主義」との関係についての研究を行って、その成果を公開しています。
2009年度の活動
- 日本統治時代の台湾における言語学調査と教科書編纂についての分析(蕃語編纂方針、対訳教本)
- 以下の2本の論文を執筆しました。
- 「蕃語編纂方針」から見た日本統治初期における台湾原住民語調査」『日本台湾学会報〉11号、2009年所収
- 「警察官用原住民語教科書に見える台湾原住民へのまなざし」植野弘子・三尾裕子編『台湾における<植民地>認識』風響社 印刷中 所収
- 台東庁『ブヌン蕃語集』のテキスト入力と公開
- AA研情報資源利用研究センタープロジェクトとして、鋭意、進行中です。
国際ワークショップ「植民地的邂逅と現在-東アジアにおける様々な植民地経験」(仮題)の開催(於台湾、淡江大学)
これまでの関連活動
- AA研共同研究プロジェクト「浅井・小川未整理資料の分類・整理・研究」
- 「台湾資料」展
- 「浅井恵倫-台湾部落踏査影像展」
- 日本台湾学会第五回学術大会 分科会「抵抗でもなく服従でもなく:日本植民地統治期に関する歴史認識」
- 国際ワークショップ「台湾における日本認識」
- 国際ワークショップ「戦後台湾における日本」
- 科学研究費補助金(基盤研究(A)海外学術調査) 平成17年度~20年度「台湾における植民地主義に関する歴史人類学的研究-「日本」認識をめぐって-」(研究代表者:植野弘子、研究分担者:末成道男、笠原政治、堀江俊一、五十嵐真子、松金公正、上水流久彦、西村一之、三尾裕子、海
外研究者:黄智慧)