出典(文海&宝韻)

 

 

 

「出典」(文海&宝韻)ツールの使い方

あらかじめ入力してある例に従って、AA研コードを入力してみてください

「文海」字形の反切・発音の反切の中から、指定した文字が含まれる箇所を検索し、別ウインドウで表示します

 

なお、2002.9.2現在「宝韻」については準備中です

●「出典」(文海&宝韻)ツールについての解説

このツールは、『電脳処理 西夏文献《文海》反切法解析』(2000 中嶋幹起・今井健二・高橋まり代)の成果を基に作成しました

例えば*17281の文字を検索すると以下の結果が得られます

 

F55A72(字形)*17281=*17323H+*19340B

F55B11(字形)*17323=*17281H+*26253A

F55A51(発音)*31627=*18898+*17281 

F55A52(発音)*21696=*18898+*17281 

F55A62(発音)*22713=*20422+*17281 

F55A63(発音)*34225=*20422+*17281 

F55A71(発音)*22162=*20422+*17281 

F55A72(発音)*17281=*30111+*31627

 

一番左の6けたで文字の所在位置を表します

次の( )で字形の情報なのか、発音の情報なのかを表します

それ以降は西夏文字の‘反切’のようすを表します

 

さてここで、‘反切’という言葉の説明をしておきましょう

 

西夏文字は漢字と同様、子音と母音を切り離すことはできませんから、西夏人は中国の伝統的なやり方に従い、ある2ちの文字を取り出してその文字の母音と子音を切り離し、前の文字の子音の方だけと後の文字の母音の方だけを組み合わせて音を出す、という方法を考えだしました。これが発音の反切です。検索の結果を例によると、F55A51(発音)*31627=*18898+*17281となっている場合、*31627の文字の発音は、*18898の発音の子音と*17281の発音の母音を組み合わせて発音するのだということを表します

 

「文海」では字形の方もこの手法を用いて説明されています。 われわれはB、H、Aなどの略号を使っていますが、これらの解説はこちら7ページをご覧ください。

 

 

『文海』&『宝韻』解説

『文海』と『宝韻』を比較・対照させました

 Last updated:  2002/9/2

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