AAA+ 小 AAA+ 中 AAA+ 大 GICAS test 5 アジア・アフリカ言語文化研究所

Grammatological Informatics based on Corpora of Asian Scripts/アジア書字コーパスに基づく文字情報学の創成 AAA+ の
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アジア・アフリカ言語文化研究所
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AAA+ は、「アジア書字コーパスに基づく文字情報学拠点」(通称 GICAS: Grammatological Informatics based on Corpora of Asian Scripts)がこれまで公開してきた研究成果の一つです。
AAA+は、21世紀の世界共通の文字規格になりつつある Unicode を利用するユーザのために開発されました。 世界で使用されている Unicode 規格のさまざまな文字や記号を容易に入力することができます。 すでに国内外の大学・研究機関でも使用されています。
インクリメンタル・サーチ方式を採用しているので、キー・ストロークごとに候補を絞って表示します。また文字や記号の入力だけではなく、必要に応じて候補の文字列(文字、語、語句など)に関連づけられた参照辞書機能も備えています。
研究拠点GICASが設置されている アジア・アフリカ言語文化研究所(英語名 Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa (ILCAA))は、 Unicode Consortium の日本で唯一の Liaison Member です。GICASの研究成果に基づき、世界の文字の国際規格化に、助言や情報提供をとおして協力しています。
AAA+ について
名称 AAA+ は「トリプル・エー・プラス」と読みます。 アジア・アフリカ言語文化研究所(通称AA研)内にあるGICAS拠点のASTIプロジェクトから生まれたソフトウエアです。2005年度にリリースした AAA と区別するために + (プラス)をつけました。
動作環境 Windows XP/Vista/7/8 IIIM の機能を使用しているため、「言語バー」が最初から表示されている日本語版 Windows XPであればそのまま使用可能です。英語版 Windows XPなどでは、デフォルトで「言語バー」が表示されていません。日本語入力用の「言語バー」を表示させるための英語マニュアル(PDF)を参照してください。中国語入力用の「言語バー」は、説明表示が中国語のみになるのでお勧めできません。
パッケージの内容 1)プログラム
2)コンテンツ
で構成されています。ユーザは、コンテンツを追加したり削除したりすることができます。
最新バージョンをインストールすると、自動的に複数のコンテンツもインストールされます。
version 現在のインストーラーは、 2011年3月18日に公開したAAA+の最新版です。 2005年度にリリースした AAA用に作成したコンテンツは最新版 AAA+ でも動きます。ただし、 AAA+ のコンテンツは AAA では動きません。最新のAAA+ は操作方法、機能などが大幅に向上しています。
インストール ここをクリックすると圧縮されているパッケージ(ZIP形式、5MB)がダウンロードできます。 圧縮されているパッケージを、使用するパソコンの適当な場所に保存・解凍してから、インストーラーを起動してください。自動的にインストールされます。ただしWindows VISTA の場合は右クリックしてから「管理者から実行」を選択して実行してください。 AAA あるいはAAA+ の旧バージョンがすでにインスト-ルされている場合は、「コントロールパネル」から『プログラムの追加と削除』を選択し旧バージョンを削除してください。ユーザの作成したデータ(フォルダー)内容は原則として削除されませんが念のため別の場所に保存することをお勧めします。
GICASが開発したフォント ここをクリックすると、GICASが開発したインド系文字の複数のフォントが一覧できます。ダウンロードは無料です。 AAA+ の使用には、Unicodeに準拠したTTF フォントがインストールされていることが必要です。Windows XP/VISTA に標準で搭載されているフォントで多くの文字は表示できます。フォントはユーザが自由に選択できます。好みのフォントがあれば、適当なサイトからのダウンロードなどで入手して、通常の方法でインストールしてください。
入力エディタ Windows XP/VISTA 上で動作している通常の入力画面で入力できます。 たとえば、メモ帳、MSWord、Excell など。ブラウザの入力画面でも利用できます。
Metascript AAA+ のコンテンツでもっとも大事な部分は、何(キーボードからの直接入力)が何(目的の文字や単語など)に変換されるか、がセットで記述されている部分です。このセットのことを、AAA+ではメタスクリプト・セットと呼びます。
メタスクリプトという言葉は、実際の文字(スクリプト, script)に対応して作者が恣意的に定義できる特別な文字コード体系(メタ文字)をあらわすための造語です。
メタスクリプト・セットの定義(何を何にする)は、コンテンツを作る人が自由に決めることができます。
コンテンツの作成 AAA+ に自作のコンテンツを加えることができます。 コンテンツを作成するためには、コンテンツ作成簡易説明版(pdf)を参照してください。
コンテンツの登録 作成したコンテンツを登録すると AAA+ のメニューから選べるようになります。 コンテンツ登録の方法は、コンテンツ登録簡易説明版(pdf)を参照してください。
コンテンツのサンプル 顔文字を簡単に入力できるコンテンツのサンプル(UTF-8形式のソースファイル)を用意しました。コンテンツの作成・登録の練習用にお使いください。 ダウンロードするファイルは、kaomoji.lzh (18KB)です。解凍後のファイル名は kaomoji.utf (113KB)です。
コンテンツ作成のヒント コンテンツの中核はメタスクリプト・セットです。この記述しだいで、使い勝手が大きく変わります。簡単なヒントを用意しました。 コンテンツ作成のヒントを参照してください。
Q & A 簡単な Q&A を用意しています。


コンテンツの紹介(新バージョンではインストールされないものもあります)

フォルダー 名称 特徴
devanagari Devanagari KM Specific 主にヒンディー語、マラーティー語、ネパール語、サンスクリットなどインド語派の言語を表記するデーヴァナーガリー文字の入力用です。有気音(aspirates)は、k'a, g'a, c'a, j'a のように、アポストロフィー(')であらわします。詳細は入力方式を参照してください。
devanagari Devanagari MT Specific Devanagari KM Specific と基本的に同じです。ただし有気音(aspirates) は、kha, gha, cha, jha のように、hであらわします。詳細は入力方式を参照してください。
devanagari Devanagari KM General Devanagari 文字でインド語派だけではなくドラヴィダ系の言語も同時に表記するための入力用です。基本は Devanagari KM Specific と同じですが、e と ee、 o と oo の区別があります。またヒンディー語などの鼻母音は、一般的に行なわれているCANDRABINDU と BINDU の使い分けをせず、常にCANDRABINDUを表示することができます。詳細は入力方式を参照してください。
devanagari Transl. for Indic Scripts (KM General) インド系文字の代用として使用されてきた伝統的なローマ字転写を入力します。基本的には、Devanagari KM Generalと同じ要領です。
bengali Bengali KM Specific ベンガル文字の入力用です。基本的には、Devanagari KM Specific と同じ要領です。詳細は入力方式を参照してください。
gurmukhi Gurmukhi KM Specific グルムキー文字の入力用です。基本的には、Devanagari KM Specific と同じ用です。詳細は入力方式を参照してください。
gujarati Gujarati KM Specific グジャラーティー文字の入力用です。基本的には、Devanagari KM Specific と同じ要領です。詳細は入力方式を参照してください。
tamil Tamil KM Specific タミルの入力用です。基本的には、Devanagari KM General と同じ要領です。詳細は入力方式を参照してください。
telugu Telugu KM Specific テルグ文字の入力用です。基本的には、Devanagari KM General と同じ要領です。詳細は入力方式を参照してください。
kannnada Kannada KM Specific カンナダ文字の入力用です。基本的には、Devanagari KM General と同じ要領です。詳細は入力方式を参照してください。
thai Thai KM Specific タイ文字の入力用です。
hangul Hangul NF Specific ハングルの入力用です。詳細は入力方式を参照してください。
perso_arabic Urdu MH Specific ウルドゥー語表記のためのアラビア・ペルシャ文字の入力用です。詳細は入力方式を参照してください。
cyrillic Cyrillic KM General ロシア語、モンゴル語表記のためのキリル文字の入力用です。
latin Latin KM General ラテン文字を使用する言語やIPAなどの表記のための入力用です。
BHK BHK ordinary ヒンディー語辞書の見出し語形の入力および検索に使えます。約14万語の見出し語形が登録されています。語頭から入力してください。入力要領はDevanagari KM Specificと同じです。
BHK BHK reverse ヒンディー語辞書の見出し語形の入力および検索に使えます。約14万語の見出し語形が登録されています。入力は、通常と異なり、語末からします。k'aanaa は、 aanaa'k の要領です。同じ語末の見出し語形が候補として表示されます。
BHK BHK abjad ヒンディー語辞書の見出し語形の入力および検索に使えます。約14万語の見出し語形が登録されています。入力は、通常と異なり、アラビア文字方式です。つまり、母音は無視して、語頭から語に含まれている子音のみを入力します。語頭から子音の出現パターンが同じ見出し語が候補として表示されます。たとえば、ktb と入力された時点で、kitaaba, kaatiba, kutuba などが候補として表示されます。現在リリースしている060710版のパッケージには含まれていません。