4. 結論 | |
以上のように1970年と1996〜8年で対照させてみると、日常生活のいろいろな部分がかなり変わっているのに対し、儀礼のやり方には連続性が高いことが見てとれる。ただ、その中にも変化が起こっており、一方では儀礼の特定部分が省略されたり、一方では経済的余裕によって同じ物が増やされたりする側面も見られる。儀礼においては、必ずしもこのような画像で示しきれない変化も存在する。その代表が宴会の回数の削減で、それは既に1970年以前に起こっている。いずれにせよ全体的には他の側面に比べ儀礼において伝統の遵守はより強く見てとれるといえる。 |
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