このページについて 

 インドネシアは、13000以上の島々に散らばる、約300の民族からなる他民族国家です。 このページでは、できるだけたくさんの民族の、できるだけたくさんの物語を収集、紹介していきたいと思っています。

 物語の中には、日本にも類話があるような、私たちにとってなじみぶかいもの、共感しやすいものもありますが、私たちから見ればきわめて奇妙な形で筋が運ばれていき、納得のいかない形で結末を迎えるものもあります。物語はそれを語り伝える人々の思考様式を映す鏡のようなもの。世の中には私たちの想像もつかないような価値観、倫理観があるんだなと実感させられます。「なんでこんなふうになっちゃうの?」と抗議したくなるかもしれませんが、物語はそのようになっているのです。そのまま受け入れていただきたいと思います。

 このページはいろいろな物語を集めて自分が楽しみたい、そして他の人にも読んで楽しんでもらいたいという単純な動機から企画されました。おもしろそうだと思う題名からクリックして、どんどん読んでいっていただけるとうれしいです。ご意見、ご感想などお待ちしております。

 

 このページの物語の出典は次の二つです。
(1)日本で発行された「インドネシアの物語」を集めた書籍、雑誌
(2)言語学者が現地語の研究のためフィールドワークで収集したデータ

(1)に関しては、書籍、雑誌に掲載されたものをそのままの形で、(2)に関しては現地語(各民族固有の言語)のデータをホームページ作業班で日本語に翻訳したものを掲載しています。(2)に関しては今後オリジナル版についても公開を進めていきたいと思っています。

物語、データを提供してくださった方々のご厚意に対し、この場を借りて深く感謝申し上げます。

 

このページの作成にあたっては、東京外国語大学、アジア・アフリカ言語文化研究所、COE高度化推進経費「アジアアフリカ言語文化に関する電子辞典の構築」および,文部科学省による中核的研究拠点形成プログラム,COE拠点,「GICAS:アジア書字コーパスに基づく文字情報学の創生」の助成を受けました。

テキストを提供してくださった方々

ページ作成スタッフ