ダニエル・エルナンデス-サラサール写真展インフォメーション

ダニエル・エルナンデス-サラサール来日写真展

グアテマラ　ある天使の記憶

Poster designed by ODA Masanori

グアテマラ内戦の36年間、この国で何が起きたのかを証言する骨、
まさしく死と不正義とを象徴する骨に魅せられた写真家。
――たんなる証言にとどまらぬ芸術、芸術を越えた証言の可能性。

政府軍に虐殺された人々の遺骨発掘作業に立ち会ってきた写真家は、一対の肩甲骨に惹かれ、これを天使の羽に見立てた作品を思いつく。それは肩甲骨を背負った天使が自らの口を封じ、目を塞ぎ、耳を覆う組写真となり、その後、恐怖に抗い沈黙を破る天使が加わり、４天使の連なる作品〈真実を明らかに〉へと発展した。さらに写真家は、〈天使〉の叫びを公共の場＝街角に貼り出すインスタレーションを展開する。グアテマラで、アルゼンチンで、米国で。剥ぎとられ、あるいは朽ちてゆく〈天使〉たち。その過程をも丹念に追跡しカメラに収め続ける……。

本展覧会は、写真家を日本に招き、記憶の抹殺に抗う写真作品の数々を展示します。あわせて、記録ビデオ上映や各地でトーク・イベント、インスタレーションをおこないます。写真展以外のイベントについては、こちらのページをご覧ください。

■会期■
2004年5月１日（土）～5月16日（日）12時～20時
　　　　　ただし初日5月1日は19時からのオープニング・パーティのみ

■会場■
セッションハウス・ガーデン（東京・神楽坂）
TEL03-3266-0461／FAX03-3266-0772
〒162-0805 東京都新宿区矢来町158　
地下鉄東西線・神楽坂１番出口下車徒歩１分
http://www.session-house.net

■入場無料／会期中休みはありません。（写真家本人が来日、適宜来場します）

■問合せ先■
東京外国語大学内「人間の安全保障学」事務局
TEL042-330-5665　 murakami@aa.tufs.ac.jp
　　　　　
写真展実行委員会tenshinokioku@hotmail.com

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