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2009(平成21)年度 研究セミナー報告【後期】

黒宮 貴義(一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程、外務省)

 この度は研究セミナーに参加させていただき、ありがとうございました。今回は、自分を含めて計8名の参加があり、3日間とも朝から晩までみっちり発表・議論に参加させていただくことができました。このセミナーは「ありそうで、ない」極めて貴重かつ有益な場であると思います。学会発表、大学院のゼミや私的な勉強会と比較した場合の特長は以下のようなところにあると考えます。

@時間が十分ある
 一人あたり、発表が1時間、質疑応答が1時間の合計2時間あります。AA研のスタッフの方もおっしゃっていましたが、準備と実際の発表は、ある種博士論文の口頭試問(もちろん私はまだ未体験ですが)よりも大変かもしれません。しかし、そのかいがあって、自分の発表・質疑応答では、様々な方々から様々な角度から多くの有益なコメントをいただくことができました。また、他の参加者の発表に関する議論では、質疑応答の時間が十分にあったので、再質問も遠慮なくでき、一度発言した後で他のスタッフ・参加者のコメントを聞いた上で再度発言することもできました。

A参加者の多くが博士後期課程の学生で目的が共通している
 博士論文をこれから書くという点で、参加者の目的・立場が共通しているので、他の参加者との交流を通じて、博士論文で何をどこまでやるべきなのかなど、自分の博士論文執筆に向けて大いに参考になりました。

B参加者が学生だけではない
 参加者が学生だけの場合、議論が自己満足的になったり、収拾がつかなくなることがありえますが、経験のあるAA研のスタッフの方々が参加していたため、うまく議論を整理・誘導していただき、有益な議論ができました。

Cさまざまな専門のスタッフ・参加者がいる
 自分の専門である中東に限らず、東南アジアを含むイスラーム世界の研究を専門としているスタッフ・学生が参加しており、ディシプリンも様々(政治学、人類学、歴史学等)であったため、自分の発表の際には多角的なコメントをいただくことができました。また、自分とは異なる分野の発表からは刺激を受けることができました。

今後もこのようなセミナーを是非継続していただきたいと思いますが、改善点をあえて一つ挙げれば、本セミナーを受講して博士論文を完成したOB/OGが、本セミナーの成果をどのように生かし、最終的に博士論文がどのようなものになったのかを発表するOB/OG会のようなセッションがあっても良いのではないかと思います。

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