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活動記録(AA研班)>新聞掲載記事>南日本新聞
『南日本新聞』2005(H17)年6月20日(夕刊)より転載
 
 
 

レバノンに学術研究所
東京外語大 日本初 中東に開設

  

中東研究の拠点づくりを東京外語大アジア・アフリカ言語文化研究所(東京都府中市)がレバノンの首都ベイルートで進めている。既に同市中心部に事務所を確保、研究機関として活動できるよう同国の内務省に近く認可申請する。
   中東に日本の研究拠点ができるのは初めて。黒木英充・東京外語大教授は「レバノンの政府や大学からは好意的に受け止められている。欧米やアラブ諸国も巻き込み国際的活動を展開したい」と話している。
   ベイルートは古くから中東地域の学術と文化の中心。同地域最高のベイルート・アメリカン大があり、出版や新聞も高水準にあったことから、フランスとドイツが歴史や考古学の研究所を設置。
   一九七五年の内戦開始でこうした伝統が中断したが、九〇年に内戦が終わった後は、急速に復興を遂げ、フランス、ドイツの研究所も再開した。
   開設されるのは「日本中東研究センター」。ビジネス街のビルに約百十平方メートルの部屋を借り、三十−四十人程度の研究会議ができる設備を整えた。

 

  

 
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