インドネシア語新聞翻訳
2010年5月14日(金)
【デティック紙】


評論家: いくつかの大衆組織がテロリスト活動を支持してきた疑いがある

【ジャカルタ】
 9つの大衆組織はこれまでインドネシアでのテロリストたちの活動を公然と支持した、とテロ問題評論家であるディノ・クレスボン氏は見なしている。その9つの大衆組織はアチェを始めとして〔ジャワ島の〕プジャテン、チカンペック、チャワン、中部ジャワ州スコハルジョで逮捕されたばかりのテロリスト活動に至るまで、全面的な支持を行った。

 「テロリスト活動を公然と支持する9つの大衆組織がある〔のだから、〕インドネシアはテロリスト活動の温床と言えるだろう」木曜日(2010年5月13日)の晩にジャカルタで、現在 HiJD 研究所のメンバーである同氏は報道陣に対してこのように述べた。

 同氏は次のように続けた。その9つの大衆組織とはジェマー・イスラミア、ジュマー・アンソルト・タウヒード、AMiN、インドネシア・イスラーム国家ノン・テリトリアル、旧コンパック、ワーダー・イスラミア、ジュンドゥッラー・ポソ、アブ・サイヤフ、そして FMIA だ。この9つの組織は資金調達、幹部教育、インフラ、潜伏場所のための全面的な支持を行った。

 「現在インドネシアですでに逮捕されたテロリストはおよそ56名いる。しかし、テロリストたちに対するその大衆組織からの支持が加熱するにつれて、その数は増え続ける可能性は否定できない」と同氏は説明した。

 同氏はさらに次のように述べた。インドネシアのテロリストたちはパプア〔ニューギニア島〕、ポソ〔スラウェシ島〕、マルク〔諸島〕などの紛争が多発する地域で、その活動を展開し続けるだろう。しかし、紛争多発地域以外の西スマトラ地域〔など〕がそのテロリストたちの活動場所となることもある。

 「その逮捕されたテロリストたちを仔細に見ると、彼らは二人の仲間つまりロイス〔別名イワン・ダルマワン・ムト〕、ハッサン〔アブドゥル・ハッサン〕を解放するために、チプナン社会復帰訓練所で公然と活動を展開するつもりだった。しかし、政府は迅速にそのテロリストたちをヌサ・カンバンガン〔島〕(訳注1)に移送した」と同氏は述べた。
【zal/anw記者】


訳注1) ヌサ・カンバンガン: 中部ジャワ州チラチャップに属する島で刑務所がある。

(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:so1005145kk)

原題:Pengamat: Sejumlah Ormas Ditengarai Dukung Gerakan Teroris
http://us.detiknews.com/read/2010/05/14/004658/1356712/10/pengamat-teroris-d i-indonesia-subur-karena-banyak-dukungan



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