インドネシア語新聞翻訳
2009年10月9日(金)
【デティック紙】


パダン・パリアマン地震被災の子供たち、路上で物乞いに

【パダン】
 西スマトラ州パダン・パリアマン県で起きた地震で被災した数百人の子供たちが、ここ数日前から物乞いをするために路上に出るようになった。その子供たちのほとんどが、支援が行き届かないパダン・パリアマン地域の出身者だ。

 西スマトラ州地震のボランティアでもあるパダン・パリアマンの若者ジョミ・スヘンドリさんは、金曜日(2009年10月9日)に本紙に対してそう述べた。ジョミさんによれば、パダン・パリアマン地域への支援はまだ非常に限られており、被災した住民を路上へ駆り立てているという。

 「その中にはまだ10代以下の子供たちも多いです。ここ数日間の我々の追跡調査の結果によると、路上で物乞いをする子供たちの数はさらに増加していることがわかります」とジョミさんは述べた。

 ジョミさんによれば、パダン・パリアマン地域の集落では、現在数多くの被災者が緊急支援、特に食料や衣服の支援を必要としているという。緊急支援を必要としている地域には、アンパル・ティンギー、リモ・ヒンドゥー、コト・バル、コト・ダラムのナガリ(訳注1)があり、それらは全てパダン・パリアマン県パダン・サゴ郡およびトゥジュー・コト郡に位置する。

 「子供たちが路上に出てくるのを防ぐ解決策を直ちに見つけるように、我々は政府に対して注意を喚起しました。また子供たちが路上で物乞いをしないように、両親に対して呼びかけました。子供たちが可愛そうです」とジョミさんは述べた。

【yon/djo記者】


訳注1) ナガリ: kecamatan(郡)の下にある西スマトラ州の行政単位。この州で以前に使われていたdesa(村)の代わりに使われるようになった。


(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:so0910095kk)

原題:Anak-anak Korban Gempa di Padang Pariaman Mulai Mengemis di Jalanan
http://www.detiknews.com/read/2009/10/09/134740/1218564/10/anak-anak-korban-gempa-di-padang-pariaman-mulai-mengemis-di-jalanan



ISEA インドネシア語新聞翻訳 TOPへ

ISEA TOPへ