インドネシア語新聞翻訳
2008年6月10日(火)


アフマディアに関する共同決定書の内容

 2008年共同決定書第3号、KEP-033/A/JA/6/2008号、第199号:インドネシア・アフマディア教団(注1 以下JAI)の信者、教団関係者、教団幹部に対する警告と命令

 1. 国民に対して、次のように警告し、命ずる。インドネシアで信仰されている宗教について(教義から逸脱した)解釈を行なうことを支持し、それについて話したり、人に勧めたりすることを行なうべきでない。また、宗教の基本教義から逸脱した活動を行なうべきでない。

 2. JAIの信者、教団関係者、教団幹部に対して、次のように警告し、命ずる。イスラーム信者を自称する限り、イスラームの基本教義から逸脱した解釈を広めること、逸脱した活動を行なうことを中止するべきである。教義上、預言者ムハンマドの後に、預言者が存在したことを認める見解を広めるべきではない。

 3. 上記の1と2の決定にある警告と命令に従わないJAIの信者、教団関係者、教団幹部は、組織(法人)を含め、法に準拠し制裁を受ける可能性がある。

 4. 国民に対して次のように警告し、命ずる。信者間の調和、平穏、秩序を維持し、JAIの信者、教団関係者、教団幹部に対し、法に反する行為や行動を行なわないこと。

 5. 上記1と4の決定にある警告と命令に従わない国民は、法に準拠し、制裁を受ける可能性がある。

 6. 政府機関と地方政府に対して、この共同決定書施行における治安維持と管理強化措置を取ることを命令する。

この共同決定書はジャカルタにて制定、2008年6月9日より施行される。

宗教大臣、最高検察庁長官、内務大臣


注1) アフマディア教団: 1889年インドのパンジャブ地方で生まれたイスラーム教の一派であるが、ムハマンドを最後の預言者とせず、ミルザ・グラーム・アフマドを最後の預言者としているためイスラームの正統派からは異端とみなされている。


(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:so0806102kk)

原題:Isi SKB Ahmadiyah
http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=337052&kat_id=3



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