インドネシア語新聞翻訳
2008年1月22日(火)


イスラーム暦1428年の巡礼活動終了

【ジャカルタ】
聖地でのイスラーム暦1428年の巡礼活動は、本日火曜日(1/22)に終了する。2007年11月中旬から開始された巡礼活動は、火曜日未明、ジェッダからのソロ発巡礼第82団の帰国をもって終了する。

メッカ巡礼主催費及び情報システム管理長、アブドゥル・ガフル・ジャワヒル氏は、昨晩、次のように述べた。残るは、ジェッダにいるソロ発巡礼第82団だけだ。火曜日の朝、192人のメンバーから成るその巡礼団の便出発後、巡礼評価会が開かれる予定だ。

「議題の中心となるのは、今まで同様、宿泊施設や遅れがちのフライト、それから当然ケータリングの件だ」と、同氏は昨晩ジャカルタからの連絡を受けて言った。同氏は、今年は確かに様々な遅れが多かったと述べた。定時運航された飛行機の公開記録は58.3%に留まり、その残りは遅れた便になる。

評価会以外に、宗教省のバフルル・ハヤット事務総長主導チームは、宗教省とサウジアラビア系企業との長期宿泊契約に関連する覚書についてのフォローアップもすることになっている。「プラザ・マスジディル・ハラーム(注1)を30万uに拡張する計画があるが、それが宿泊施設などに与える悪影響について情報を集めるつもりだ」と同氏はさらに述べた。

サウジアラビアでの評価会の結果は、2009年2月にジャカルタで開かれる会議に持ち込まれることになっている。「2月末までに、全国の出発地での評価会はすべて完了していなければならない」全国の評価会の結果は、2月25日に国民議会と共に行われる、イスラーム暦1429年巡礼実施および主催費計画に関する会議の資料となるだろう。

 一方、巡礼者が宿泊するアル・ラウダーを所有するアディラ巡礼支援組織の人々は、ソロ発巡礼第82団の帰国を直接見送った。見送りは感動の嵐だった。同巡礼支援組織のユスフ・ハワラー代表は、日曜日の夕方、イスラーム暦1428年(西暦2007年)巡礼実施期間中、インドネシア巡礼使節団と結んだ協力に対し、最大限の敬意を表した。

インドネシア巡礼団は十分に規則を守り、規律正しく、そしてモラルがあった、と彼は評した。同支援組織は、巡礼者たちが家に無事に戻り、メディナの地域事務所のインドネシア巡礼使節団も聖地での巡礼活動終了まで、滞りなく任務を全うできることを期待すると述べた。

この巡礼団の見送りでは、巡礼者を驚かす出来事があった。ソロ発巡礼第82団のメンバーである、ヤストロ・トゥモン氏の娘スリパーさんは、彼女が受けた歓迎にとても驚いた。それは、代表のユスフ・ハワラー氏から直接一輪の花を贈られたためだ。「私はアラブ人の素晴らしい歓迎に驚き、嬉しく、そして満足しました」と彼女は言った。

【tid/mch記者】


注1)プラザ・マスジディル・ハラーム: このプラザ拡張計画により、1,000近い宿泊施設やホテルなどが撤去されることになっている。費用は60億サウジ・リヤル(約1,700億円)を要するという。



(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:so0801222kk)

原題:Operasional Haji 1428 H Selesai
http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=320686&kat_id=6



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