インドネシア語新聞翻訳
2008年5月6日(火)


RCTI局、イスラーム的なテレビドラマを放映

このテレビドラマの目玉は、映画「アヤット・アヤット・チンタ(愛の章)」で成功を収めたリアンティ・カートライト

 神への帰依に向けて自己を犠牲にし心を整える、これがRCTI局最新の連続テレビドラマ「恋の祈り」が取り上げている精神である。このイスラーム色の濃いドラマは、5月4日(日)に放送が始まり、毎日西部インドネシア時間20時から放映される。

 バイム・ウォン、リアンティ・カートライト、ザスキア・A・メッカなどのスターを配したこの「恋の祈り」は、ある男性が意中の人に対する恋を実らせるうえでの忍耐、感謝の念、そして誠意を描いている。また、このドラマでは、恋する男性に対する女性の愛も描かれているが、やはり願いが神によってかなえられるのを待つ忍耐を描いている。「この『恋の祈り』のシリーズは、魅力ある作品で視聴者を惹き付ける力がある。リアンティ・カートライトはこのテレビドラマのひとつの目玉である」とRCTI局の制作担当ディレクター、ハルシウィ・アフマド氏は語った。彼はまたこのテレビドラマを制作するうえでまさに犠牲、誠実、忍耐が精神となっていると語った。

 ハルシウィ氏によると、テレビドラマ「恋の祈り」で取り上げている話は、実際にはイスラームだけでなく、あらゆる宗教や団体にとって身近なものである。このドラマの中の話はイスラーム教徒だけが経験することでなく、誰にでも起こることである。「このドラマは、どこにでもある話を扱っている。一人の男性が賛美する女性の心をつかむために、自分を犠牲にして、その女性が関心を寄せていることを理解しようとする話である。そしてその女性の関心を寄せていることは、宗教に関連した事柄だった。そのため、バイム扮する男性は、その女性が理解している宗教の原則と教義を学ぶために、師につくために遠くの村まで赴くのである。

 この「恋の祈り」は、直接的にではなくても、人生において同じような経験をした人たちの証言あるいは語りと捉えられるだろう、と彼は述べた。このドラマは、たしかに観るものを惹き付ける力がある。そのうえ、いま人気の女優、リアンティ・カートライトを配しているので、なおさらだと彼は述べた。彼女は「映画『アヤット・アヤット・チンタ』に出演後の人気によって、その名がインドネシアの俳優・女優の中に列せられたことは誰も否定できない」とハルシウィ氏は述べた。

 インドネシアで最初の民間テレビ局であるRCTIは、「恋の祈り」の他に、「高校生物語」という青春ものを放映している。シネマート社の制作によるこの新しいテレビドラマは、アニザベラ・プトゥリ、サラ・ナンダ、プンディア・モコ、リサ・サハブ、そしてアディチャ・スルヨ・サプトゥラなどの若手俳優が出演し、毎日西部インドネシア時間の19時に放映されている。

 「高校生物語」は、高校生活で日常的に起こる様々な問題を取り上げている、と彼は語った。「学校での恋の話は、いつでも魅力あるものだ」とハルシウィ氏は述べた。彼はこのテレビドラマが、若者の世界で起きる問題とそれを解決する方法を提示できることを期待している。

【ruz/kho記者】



(翻訳者:山本肇)
(記事ID:li0805061hy)

原題:Sinetron islami di Layar RCTI
http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=332897&kat_id=383



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