インドネシア語新聞翻訳
2008年4月20日(日)


大臣も鑑賞:映画「クン・ファ・ヤクーン」

【ジャカルタ】
 映画「アヤット・アヤット・チンタ」の次は、数人の大臣が鑑賞した「クン・ファ・ヤクーン(神の言うことは実現する)」の番だ。金曜日(4月18日)、ジャカルタの映画館スナヤン・プラザ21で行われた、ハジ・グントゥル・ノファリス監督映画の試写会には、3人のインドネシア統一内閣の大臣が訪れた。その大臣とは、アディアクサ・ダウルト青年・スポーツ大臣、モハマド・ヌー情報通信大臣、M.S.カバン林業大臣で、各省の職員たちを伴っていた。

   3人の大臣は、別の上映時間にこの映画を鑑賞した。アディアクサ・ダウルト青年スポーツ大臣は、広い視野を持たせる映画に賛同したので試写会に参加したと述べた。「ストーリーはシンプルで、メッセージが伝わるものだ。この映画は感受性を磨き、恵まれない人たちに対する思いやりの念を引き起こす」

 原作者ユスフ・マンシュル師(イスラーム寄宿学校教師)の、物語の中にメッセ−ジを込める手法に、大臣は感動したと述べた。「デッシー・ラトゥナサリが演じた人物が、食べるものがなくて残飯を拾い集めるシーンは、特に印象的だった」同映画の上映は、今年1月以来映画と同じタイトルで行われてきたユスフ・マンシュル師の巡回講演活動のなかで、目玉企画として実施された。

 プロデューサーとして、ユスフ・マンシュル師は、この映画は今まで映画界で大ヒットした映画にも、劣らないほどのヒットが見込めると述べた。「1,200万人の観客を動員したホラー映画『クンティラナク』の記録を破ることを期待する。神(宗教)に関係のない映画でもヒットしたのだから、この映画はきっとヒットする」ユスフ師は冗談まじりに語った。この映画には、デッシー・ラトゥナサリの他、アグス・クンチョロやザスキア・アディア・メッカも出演している。その映画の出演料の半分を恵まれない人たちにすすんで寄付した後、アグス夫人は身ごもったという。

 グントゥル・ノファリスがシナリオと映画監督を手がけたこの映画は、アッラーが至上のものと信じる人の軌跡を描いた物語だ。アグスが演じるアルダンという主人公は、ガラスの行商人という設定だ。生活は非常に質素だが、粘り強く、忍耐強く、挫けず、ふりかかるどんな試練にも常に立ち向かう。アルダンは、行商人をやめて店でガラスを売ることを強く望んでいる。

 この映画の中でアルダンの妻(デッシー・ラトゥナサリ)は、夫や神に対して敬虔で、誠実で、厳格な人物として描かれている。彼女はお祈りも中断したことがなく、アルダンが行商から帰ってくるのを貞淑に待っている。願いが叶わず、どん底にある時に、その家族に思いがけない出来事が起こる。

【ant/akb記者】

(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:li0804201kk)

原題:Kun Fa Yakuun Pun 'Diserbu' Menteri
http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=331014&kat_id=375



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