2007年4月06日(金)

「バリ・メデックス社がハラル・レストランの情報誌を出版」

 バリでイスラーム教徒の観光客が、ハラル食品(注1)をより簡単に手に入れられるように、バリ・メディア・エクスポーズ・コミュニケ−ション(バリ・メデックス)社は、バリのハラル・レストランとフードコートの情報誌を出版する。この情報誌(3ヵ月に1回出版)は2ヵ国語(英語とアラビア語)で出版される。 

 バリ・メデックス社取締役のラトゥナワティ氏(以下ラトゥナ氏)は「海外、特に中東出身の観光客が、バリでハラル食品をもっと簡単に手に入れられるようにしたい」と語った。  

 4月6日(金)ラトゥナ氏は、ハラル・レストランの情報誌は、バリ・メデックス社がインドネシア・ウラマー協議会バリ支部と協力のもとで出版し、観光部門諸機関の支援を受けていると、レプブリカ紙デンパサール支局に語った。これはバリの観光政策の立案者や施行者が、イスラーム教徒が多数派である中東出身の観光客を、潜在的な市場と見ているためだとラトゥナ氏は説明する。

 バリでハラル食品を見つけるのは難しい、というイメージがバリ外部にはあったのだが、バリのレストランやホテルの中には、ハラル食品に特に気をつけている店もある。ハラル・レストランのハンドブックができれば、観光客はバリのどこでハラル食品を手に入れることができるのか簡単に分かるようになるだろう、とラトゥナ氏は続けた。   

 バリ・メデックス社はハラル・レストランの情報誌を初版で1万部出版し、第2版もほぼ同じ部数を出版する予定である。出版のための資金は、中東観光客に関心を持つ業界からの広告費や、付帯条件なしの(無償の)支援でまかなわれている。ハラル・レストランの情報誌は、ホテル、レストラン、旅行代理店や、海外航空会社に無料で配布されるという。

 「私たちの提供する情報が、海外観光客の役に立つことを期待している」とラトゥナ氏は語った。

注1) ハラル食品: イスラーム教徒が戒律上食べることを許されている食品


(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:li0704061kk)

原題:Bali Medex Terbitkan Info Resto Halal
http://www.republika.co.id/Online_detail.asp?id=288624&kat_id=23



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