インドネシア語新聞翻訳
2011年2月16日(水)
【デティック紙】


米国はインドネシアがアセアン地域でのハラル認証センターになることを支援

【ジャカルタ】
 米国アセアン・ビジネス会議に参加している米国の73人の企業家が、ブディオノ副大統領と面談した。この会談で主要な議題になったひとつが、アセアン地域での市場統合だった。

 「われわれはアセアンの自由交易地域に関して、われわれが協働できるアセアンでの潜在的市場について議論した」と、アセアンにおける米国企業家のビジネス・フォーラムの座長であるアレクサンダー・C・フェルドマン氏は、2月16日(水)ジャカルタの副大統領宮殿第2ビルで行なわれた会談のあと語った。

 米国は、特にインドネシアと、より包括的なビジネス関係を結びたいと願っている、とフェルドマン氏は語った。しかし、この会談で合意に至った具体的な事柄はまだない。

 彼は、この会談に参加した米国企業の中には、例えばシェブロン、グーグル、コノコフィリップス、それにモンサントなどが入っていると述べた(訳注1)。

 一方、副大統領の報道官ヨピー・ヒダヤト氏は、このアセアン市場の統合に関する議論は、アセアンでのハラル認証の問題にもからんで来る。そして米国はインドネシアがこのハラル認証のセンターになるのを支援するだろう、と語った。

 「市場が一つに統合されるならば、当然ハラル認証も一つに統合されるべきだ。つまり全アセアンを対象としたハラル認証だ。そしてその認証機関はインドネシアに本部を置くべきだ。米国はこの実現を援助する用意がある」と同報道官は語った。

 この会談で話された二つ目のテーマは、ビジネス規制の件における利害関係者間の取りまとめと高度な協議に関することだ、と同報道官は語った。米国は、インドネシアにおけるビジネス規制に関するあらゆる話し合いが、徹底的に行なわれることを要請した。

 「例えば、食品工業における規制が今後どうなるか。彼らは遺伝子操作、遺伝子組み換えなどによる食品に対し、インドネシアがどのような態度を示すか知りたがっている」と彼は語った。

 この機会に米国の企業家たちは、投資に関する一種の米国インドネシア二国間協定を結ぶ提案を出した。しかし、これはまだ協定を結ぼうという段階にすぎず、この協定の内容をどうするかは、後日討議されることになっている。

 「副大統領はこの協定に関心があると主張した。しかし、その内容はまだ決まっていない」とヨピー報道官は述べた。


訳注1) シェブロンとコノコフィリップスは国際石油資本で両者ともスーパーメジャー6社のうちに入っている。グーグルは検索エンジンの大手、モンサントは多国籍バイオ化学メーカー。


(翻訳者:山本肇)
(記事ID:in1102165hy)

原題:Amerika Serikat Bantu RI jadi Pusat Sertifikasi Halal se-ASEAN
http://us.detikfinance.com/read/2011/02/16/172912/1572299/4/amerika-serikat-bantu-ri-jadi-pusat-sertifikasi-halal-se-asean


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