インドネシア語新聞翻訳
2011年2月14日(月)
【メディア・インドネシア紙】


5分野に焦点を当てたインドネシア・日本の〔経済〕協力

【ジャカルタ】
 インドネシア政府は、日本との経済協力において主要な5分野に焦点を当てた。

 「実質的に主要な5分野を含む様々な分野の開発に、彼らは最大限の努力を投じる」月曜日(2月14日)にジャカルタで〔行われた〕日本経団連との会談の結果についての記者会見の中で、ハッタ・ラジャサ経済担当調整大臣はそう述べた。

 同大臣は次のように述べた。その主要な5分野とは、まず第1に、鉄道路線、港、空港、道路建設の促進、ジャワの経済回廊の開発などにおける輸送インフラの供給だ。

 2番目に、低炭素排出量の石炭や地熱などの再生可能なエネルギー源を利用した、電力供給の開発だ。また〔3番目に〕、特にジャワ島以外の産業地域を港湾地域に繋がるように拡張することだ。

 4番目に、きれいな水を開発すること、そして5番目に、石油・ガスエネルギーに関する分野だ。

 「私は、彼らが石油・ガスエネルギーの開発で辺境地域に参入するように要請した」とし、同大臣は次のように説明した。

 経団連のインドネシア訪問は、一連のアセアン諸国訪問の一環だ。経団連は「アセアン統合計画2015」と「アセアン連結性〔コネクティビティー〕の形成」に興味を抱いている。

 「しかし、私はアセアンの連結性の存在以前に、インドネシアの連結性が実現されるべきだということを伝えた」と同大臣は述べた。

 日本は両国のカーボン・オフセット・メカニズム(訳注1)についても提供したとし、同大臣はさらに次のように述べた。

 実際には国連もそのメカニズムをすでに準備していたが、今となっては時期を逸しているように思われる。

 「日本はそのメカニズムを提供し、我々はインドネシア・日本の〔経済〕協力の枠組みにそれを入れるように要請した。このプログラムは素晴らしく、エネルギー開発のコストを削減する」と同大臣は述べた。
【Ant/OL-9記者】

訳注1) カーボン・オフセット・メカニズム: 日常生活や経済活動における二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量についてできるだけ削減努力を行い、それでもなお 排出される温室効果ガスについては、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することなどにより、埋め合わせをするという考え方。イギリス、欧州、米国、欧州などでの取組が活発で、日本でも民間での取組が拡がりつつある。

(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:in1102143kk)

原題:Kerja Sama RI-Jepang Fokus Lima Bidang
http://www.mediaindonesia.com/read/2011/02/14/203290/23/2/Kerja-Sama-RI-Jepang-Fokus-Lima-Bidang


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