インドネシア語新聞翻訳
2010年12月30日(木)
【メディア・インドネシア紙】


マレーシア、アジアの新しいちから〔サッカー・スズキ杯で優勝〕

【ジャカルタ】
 マレーシア・ナショナルチームは「AFFスズキ杯2010」(訳注1)で優勝することに成功した。才能豊かな多数の若手選手が存在したおかげで、「マレーの虎」〔マレーシア・ナショナルの愛称〕チームは、アジア大陸の新しい力となることを明示できた。

 マレーシアは昨晩〔12月29日〕、全アセアン最高の肩書を初めて手に入れるという歴史を記録した。それは、〔ジャカルタの〕グローラ・ブン・カルノ・スタジアムでの決勝第2戦で確実なものとなった。〔マレーシアは、決勝第2戦でインドネシアに〕1対2で敗れたものの、決勝第1戦では〔3対0で勝っており〕3得点の貯金があったおかげで、モハンマド・サフィー〔選手が率いるイレブン〕らは、総合得点4対2で勝利した。

 ラジャゴバル・K監督の就任以来、マレーシアが上り続けていることは否定できない。去る2009年の「シーゲーム」(訳注2)で金メダル獲得を実現したことが、成功の始まりだった。

 グループ・リーグにおいて11対0で東ティモールに圧勝してから、マレーシアはとどまることを知らなかった。決勝戦までに、マレーシアは優勝候補の下馬評が高かったベトナム・チームを制することに成功した。

 一方、インドネシアはむしろ不調のようだった。「紅白」〔インドネシア・ナショナルチームの愛称〕チームはグループ・リーグを通過することができずに、早々に敗退した。

 さらにハイ・レベルの「アジア競技大会」(訳注3)では、マレーシアの功績は劇的に向上した。2002年と2006年の過去2大会では1回戦ですぐに敗退していたが、今年は事情が違い、彼らはベスト16の舞台にまで進出することに成功した。

 隣国の〔マレーシア・ナショナル〕チームは、日本や中国などの強いチームが存在するAグループを第3位で通過し、ベスト16の舞台に進出することに成功した。準決勝ではその後準優勝したイランに1対3で敗れ、敗退した。

 〔マレーシア・ナショナルチームの〕その功績は、準々決勝に進出することに成功したタイにまさに匹敵していた。しかし「白象」〔タイ・ナショナルチームの愛称〕は、優勝した日本に完敗し、敗退した。

 マレーシア・ナショナルチームが若手選手たちで編成されていることは、付加価値の一つとなっている。さらに遠い将来、そして〔彼らの〕能力がもっとレベルアップされれば、マレーシアがさらに高い功績を記録することも不可能ではない。
【rin/arp記者】

訳注
1) AFFスズキ杯: FIFA(国際サッカー連盟)が公認する国際サッカー大会の一つで、AFF(アセアンサッカー連盟)が主催。東南アジア各国のナショナルチームが参加する。かつてはタイガー杯と呼ばれていたが、現在は日本の二輪車メーカーであるスズキがスポンサーを務めているため、スズキ杯と呼ばれている。
2) シーゲーム: 東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と東ティモールが参加するスポーツ大会。東南アジアのオリンピックとも言われる。
3) アジア競技大会: アジアの国々のための総合競技大会で、アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催するため、アジア版オリンピックとも言われる

(翻訳者:川名桂子)
(記事ID:in1012305kk)

原題:Malaysia, Macan Baru Asia
http://us.detiksport.com/sepakbola/read/2010/12/30/111053/1535765/76/malaysia-macan-baru-asia


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