インドネシア語新聞翻訳
2010年11月16日(火)
【デティック紙】


副大統領、〔神戸を視察し〕災害多発地域に対する防災センター設置の必要性を語る

【ジャカルタ】
 ブディオノ副大統領は、災害にたびたび見舞われる地域には防災センターの設置が必要だと語った。この防災センターは人々に災害に対処するための訓練を行なう機能をも持つ。

 「インドネシアでも、災害が多発する地域にはこのようなセンターが必要だ」とブディオノ副大統領は、11月16日(火)神戸から東京へ向かう新幹線「のぞみ34号」車中での記者会見で述べた。

 副大統領は神戸で、災害のリスクを調査・コントロールする研究施設であるアジア防災センター(ADRD)を訪問したところだった。そのほかに、彼は地震のリスクをコントロールし、神戸の人々の心のケアを行なっている「人と未来防災センター」(DR-HRI)も訪問した。「人と未来防災センター」は、1995年に巨大地震〔阪神・淡路大震災〕がこの海岸沿いの都市を壊滅させた〔のを受けて〕、その7年後の2002年に設立された。

 ブディオノ副大統領によると、インドネシアの各地に設置されるべき防災センターは、必ずしもアジア防災センターや人と未来防災センターのように多くの機能が充実しているものだとは限らない。それでも、少なくとも防災センターはそれらが置かれている地域で、日々のリスク状況の変化を監視することができる。

 「〔災害発生後の〕緊急対応時には、われわれはわれわれ自身の能力を頼りにすることができる。しかし、(ADRDとDR-HRIにあるような)技術はわれわれが学ぶべきことだ」と彼は述べた。

 この元インドネシア銀行の総裁であったブディオノ副大統領は続けて、インドネシアは実はアジア防災センター(ADRD)の加盟21ヶ国の一つだが、このADRDの機能をまだ国家防災庁(BNPB)は最大限に活用していないと述べた。

 「(新しい防災センターが)国家防災庁の一部となるかどうかは、今後決定されるだろう」とブディオノ副大統領は締めくくった。
【irw/gun記者】

(翻訳者:山本肇)
(記事ID:in1011165hy)


原題:Wapres: Daerah Rawan Perlu Dibangun Pusat Mitigasi Bencana
http://us.detiknews.com/read/2010/11/16/181959/1495893/10/wapres-daerah-rawan-perlu-dibangun-pusat-mitigasi-bencana?nd992203605


ISEA インドネシア語新聞翻訳 TOPへ

ISEA TOPへ