インドネシア語新聞翻訳
2010年2月1日(月)
【レプブリカ紙】


インドネシア、イスラーム諸国の議会を主導

【ジャカルタ】
 インドネシアの国民議会議長マルズキ・アリー氏がイスラーム諸国会議機構(OKI)の議会連盟(PUIC《訳注1》)の議長に選出された。

 インドネシア国民議会の議会間協力連盟(BKSAP《訳注2》)の努力およびロビー活動のお陰で、1月24〜31日にウガンダのカンパラで開かれたPUIC第6回会議で、インドネシアの代表マルズキ氏がイランのアリ・ラリジャニ氏を破り、議長に選任された。

 「お陰さまで、インドネシアの国会議長が、有力候補だったイランのアリ・ラリジャニ国会議長を破り、今後2年間のPUICの議長に選ばれた」とBKSAPの代表ヒダヤット・ヌル・ワヒド氏は述べた。

 マルズキ氏は、PUICの議長職に就いたインドネシアおよび東南アジア初の国会議長だ。ヒダヤット氏によると、マルズキ氏をPUICの議長に選ぶことは、PUICにてインドネシア国民議会のBKSAPが掲げていた一つの目標だった。

 マルズキ氏がPUICのトップとして選ばれたことで、イスラームと民主主義がインドネシアのように共存できることを、世界に対して示すことができると思われる。さらに、インドネシアはOKI加盟国間での議会外交を通じて、より名誉ある役割をすることが期待されている。

 インドネシアの国会議長がPUICのトップの座を占めることが信認されたことはまた、インドネシアの民主主義の質をイスラーム諸国が認めたことでもある。このPUICの議長にマルズキ氏を据えるのに成功したインドネシア代表団は、BKSAPのヒダヤット・ヌル・ワヒド議長、ムハマンド・ナジブ副議長、ヌルハヤティ・アリ・アセガフ氏、シダルト・ダヌスブロト氏、ショフワティッラー・モーザイブ氏、それにサティヤ・W・ユダ氏だ。

 議長選出のほか、PUIC第6回会議ではOKI加盟国で起きているいくつかの問題について討議した。ウガンダのヨウェリ・ムセヴェニ大統領は開会に当たり、OKI加盟国は平和なしに発展はありえないと語った。

 同大統領はまた、発展を成功させるためには、OKI加盟国は経済枠組みを変革し、先進諸国の支配を脱しなければならないと語った。PUICは1999年6月17日にイランのテヘランにおけるある会議において設立された。


訳注
1) 議会連盟(PUIC): イスラーム諸国会議機構議会連盟。イスラーム諸国会議機構の加盟各国の議会によって構成されている国際機構。
2) 議会間協力連盟(BKSAP): 外国の議会との協力、友好関係を築くことを目的としたインドネシア国民議会内の組織

(翻訳者:山本肇)
(記事ID:in1002011hy)

原題:Indonesia Pimpin Parlemen Islam Dunia
http://koran.republika.co.id/koran/14/102961/Indonesia_Pimpin_Parlemen_Islam_Dunia


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