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2007年7月3日(火) イスラーム銀行のロゴマーク表示義務づけ （一般銀行でのイスラーム法に基づくサービス提供は、まだ広く知られていない） 【ジャカルタ】 インドネシア銀行は、オフィス・チャンネリング（OC）（注1）店すべてに対し、イスラーム銀行業のロゴマーク表示を義務づけた。インドネシア銀行は、まだこのロゴマークを表示していない、あるいはするつもりのない一般銀行を召喚する構えである。 このロゴマーク表示は、イスラーム法に基づく銀行業務サービスを、一般社会に対して周知徹底を図ることを目的としている。オフィス・チャンネリング店とは、イスラーム法に基づくサービスを始めた一般銀行の支店である。「このロゴマーク表示が、来月末に始められたらと考えている。このロゴマークの表示に積極的でない銀行があれば、呼び出すことになろう」とインドネシア銀行のイスラーム銀行業務（注2）部門の役員ラムジ・A・ズフディ氏 は、7月2日（月）イスラーム銀行ロゴマーク制定記念の祝典が終わった後、同日に行われたインドネシア銀行の創立記念祝賀会との合間に語った。 ラムジ氏によると、イスラーム銀行のロゴマーク表示を義務づけるのは、一般銀行の支店にイスラーム法に基づくサービスがあることを知らない人が、まだ多数存在するためである。さらに、一般銀行の支店でオフィス・チャンネリング（OC）に従事している職員は、イスラーム銀行の職員ではない。「彼らがこのイスラーム法に基づくサービス業務を宣伝することが比較的少ないので、一般の人たちがこのサービスを知らないことが懸念されます。そのため、OCサービスを提供する支店のためにロゴマークを作ったのです。」 バンク・ウムム・シャリア銀行（BUS）の商品とサービスを含め、イスラーム銀行業のすべての商品とサービスに対し、ロゴマーク表示が適用されると同氏は述べた。また、イスラーム銀行業のサービス拠点にも、表示が義務づけられる。例えば、イスラーム銀行サービスを始めた一般銀行のATM（自動現金受払機）もその対象となる。「OCを提供する支店の入口へのロゴマーク表示については、それぞれの銀行に任せる。ネオンサイン、看板、シールを貼り付けるのでも良い」 1800のネットワークで表示を準備 インドネシア・ムアマラット銀行の役員であるU．サエフディン・ヌール氏は、ロゴマークの制定、イスラーム銀行業の全商品とサービスに対し、イスラーム銀行のロゴマーク表示が義務づけられることも、同銀行は歓迎すると述べた。ムアラマット銀行は、シャル・イー（Shar-E）（注３）及びシャドル（Shadr）（注4）も含めた全ての商品とサービスにロゴマークを表示する用意があり、「このロゴマークの使用を段階的に進めてゆく」と語った。 また同氏は、イスラーム銀行のロゴマークをオンライン支払い機（SOPP）の標識を出している1600の郵便局にも表示するつもりだが、まずはこの件について郵政公社と話し合うことになると語った。 ムアラマット銀行は、1600箇所の郵便局に設置された SOPP を含め、イスラーム銀行サービス拠点を全国で1800箇所以上持っており、リアルタイム・オンラインのイスラーム銀行サービス網を構築した銀行として知られている。1800箇所の中には、この銀行の支店と協力店も含まれている。 サエフディン氏は、イスラーム銀行という用語を使うことを支持している。その理由は、イスラーム銀行業という用語が、世界のシャリア銀行の大部分が使っている商標であるためだ。「ロシア・バードル・フォールテ銀行も、イスラーム銀行という用語を使っている。ドバイのシャリア銀行も同じ用語を使っている。さらにダウ・ジョーンズもイスラームという用語を使っている」と彼は言った。 シャリア第一銀行の部長イスミ・クスハルタント氏も、それを支持すると語った。彼の銀行も全ての商品とサービス、それにすべての OC 店にこのロゴマークを早急に表示する準備をしている。しかし、同氏はこのロゴマークを表示するためのマニュアルを、すぐに作って欲しいと要請している。 注1) オフィス・チャンネリング： 一般銀行で提供されるイスラーム法に基づいた銀行サービス 注2）イスラーム銀行業務： イスラーム法に基づいてなされる銀行業務 注3）シャル・イー（Shar-E）： ムアラマット銀行が販売するイスラーム法に基づいた投資パッケージ。最小単位が125,000ルピア（約1,700円)で郵便局に設置した SOPP で買える。 注4）シャドル（Shadr）： 預貯金に関するイスラーム銀行間相互の業務提携。顧客はこのシャドルに参加している銀行の一つに預金勘定を持てば、参加しているどの銀行からでもその勘定にアクセスできる。 （翻訳者:山本肇） （記事ID:ec0707031hy） 原題：Logo IB Wajib Dipasang di Kantor OC http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=298729&kat_id=256 ISEA インドネシア語新聞翻訳 TOPへ |