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2007年8月22日(水) 作詞作曲コンテスト イスラーム音楽に多様性を盛る このイスラーム音楽特集アルバムはラマダーン前（注1）に発売開始される 本紙とエシア（注2）の構想によるイスラーム音楽の作詞作曲コンテストの結果が、まもなくアルバムになってリリースされる予定だ。そしてアルファ・レコードの録音担当はそこで紹介される音楽はひとつのジャンルには収まらないと述べている。 「このコンテストのアルバムの音楽には決まったジャンルはなく、多様性に富んでいるので聴いていて魅力あるものになっている。」アルファ・レコードのアシスタント・プロデューサーのアジ・ラヤナ氏は21日（火）ジャカルタでこう語った。 この特集アルバムの製作に参加した10人のミュージシャンの中には、ポップ、ジャズ、ソウル、リズム・アンド・ブルース（R＆B）の分野で定評のある人たちがおり、そこからもこの特集アルバムに収録予定の音楽の種類の多様性を伺うことができる。 アリ・ムスリーの作品「Putihkan Hatimu（心をきれいに）」を紹介するグループバンドのエレメントは、歌詞をシャウトする歌い手としてすでに広く知られている。ボーカリストのベビ・ロメオも同様である。彼はこの特集アルバムでは、本名のビルディ・メガナンダで、カウェンドラ・ルキスティアンの作詞による「Dalam Sunyi（静寂の中で）」を歌うことになっている 。 一方、ポップ‐ジャズを演奏するエクテは、ワワン・ヘルマワンの作品「Terima Kasih（ありがとう）」を紹介する機会を与えられている。ヒップ・ホップ、R＆B, およびソウル・アイ・ディといった音楽の担い手たちは、ジャヌアル・アフマディンの作品「Salimna（サリムナ）」でこのアルバムに参加している。 これら人気のあるミュージシャンのほかに、この特集アルバム製作には、アンダ、ボニータ、エリック、イパン、アンドゥレイ、それにグループバンドのプティといった実力のあるミュージシャンの名も見られる。最後のグループバンドはアルファ・レコードの専属アーティストだ。 アジ氏はまた、この特集アルバム製作に参加している10人のアーティストは、現在、全員どこのレーベルとも契約していないと述べている。「たしかなことは彼らはラマダーンを控えてスケジュールを空けていることだ」 トップクラスのミュージシャンの参加と、このアルバムに収められている音楽のジャンルの多彩性は、市場での成功を勝ち取るための一連の仕掛けであるとアジ氏は述べている。「われわれはコンテストの審査にあたった審査員団のほかに、このアルバムに参加している大物ミュージシャンの名前が、市場での競争において独特の強みになると見ている」 「スケジュール通りこのアルバムが、来る9月8日にはリリースできるように」20日（月）以来録音を始めており、来週にはインドラ・Qスタジオで原盤製作に取り掛かる予定だとアジ氏は語っている。 通常、新しいアルバムは事前にこの国のラジオ局の何人かの音楽ディレクターによる試聴の過程を経るものだが、このアルバムは製作過程が終わったあと事前のヒアリング過程を経ないであろうとアジ氏は付け加えた。 ヒアリングを行わない理由について「音楽ディレクターの試聴を行わないのは、先日（コンテストのとき）すでに有名な音楽ディレクターやミュージシャンが審査員として座っていたからだ」実はこの作品コンテストのためには、事前にジャンルをまたがった実力のある審査員が選ばれていた。その中にはドゥウイキ・ダルマワン、WS レンドラ、エリック・メイィエル、アリアント、そしてイムラン・アミールらがいた。 実績に拍車をかける 一方、このコンテストの審査員の一人であったドゥウイキ・ダルマワンは、イスラームの音楽は全世界的に聴かれるべきだと語っている。「アラブ的であるべき必要はない。審査員団の一人として、私はイスラーム音楽作品の中に、最終的に全世界の誰もが楽しめるような革新性が現れることを大いに期待している。」 ドゥウイキはまた、提供される音楽は説教的であるべきではないと語る。しかし彼は、このイスラーム音楽によって人々が平和と同胞をより愛し、より寛容的になり、お互いを尊重し助け合うようになることを期待している。「一方、音楽的には新鮮で活気あるコラボレーションの真価を示すべきである」 ドゥウイキは今回の試みを積極的に評価している。歌手イタ・プルナマサリの夫は、この仕事は作詞家たちにますます創造的な力をつけることになるだろうと述べた。「競争によって作品製作に拍車が掛けられるのは確かである」 注1）ラマダーン： イスラーム暦9月。断食月 注2）エシア： 携帯電話サービスの商標 （翻訳者:山本肇） （記事ID:cu0708221hy） 原題：Merajut Keragaman dalam Musik Islami http://www.republika.co.id/Koran_detail.asp?id=304165&kat_id=383 ISEA インドネシア語新聞翻訳 TOPへ |