展示品
[作品30]
「アビシニア人の服装その他」
展示品
 ふたりの戦士が槍を担いで立っている。興味深いのは左側に立つ戦士で、槍のほかにアムハラ語でガシャと呼ばれる、野牛やカバの革で作られた円い盾を二つもぶら下げ、額の上からは不思議な板きれを突き出させている。文献によれば、この板きれは大多数のエチオピア住民がつけており、星か花、あるいは何かの植物の小枝をかたどっているものらしい。綿布でできた大きなだぶだぶのシャンマの下には、図28の戦士と同じく、膝まであるズポンを履いているはずである。

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