展示品
[作品29]
「戦士」
アムハラから

展示品  エチオピアを流れる青ナイルはタナ湖を源流として南に向かう。アムハラはその左岸、北部エチオピアの中心にある高原地帯で、農耕を主な生業とし、当時のソロモン朝エチオピア王国の中心地であった。画家はこの地で、小さなぴったりした白いターバンを蛇のとぐろのように折り重ねて頭のまわりに巻き、槍とガシャ(盾)で武装したひとりの戦士を描いた。身に付けているのはシャンマという一枚の綿布からできた服で、肩には毛皮を羽織っている。濃褐色の肌と大きな目が印象的である。

 
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