展示品
[作品7]
「ザイヤート(油売り)、店と客」
カイロ

展示品
 食用、灯火用を問わず油を売るのがザイヤートである。エジプトと言えば、同じ業種の店が軒を連ねるスーク(市場)が有名であるが、画家はあえて人混みから距離を置き、枝を張ったブドウの木陰で商いする油売りを描いた。とはいえ、ここでももちろん、油の価格はスークと同じく交渉次第で決まる。客はみな、買った油を持って帰るための容器を頭の上に載せている。

 
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