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○第38回研究大会プログラム


■ 第1日目 6月5日(土)A会場(教室101)
 
10:00 A-01 分科会 「終焉を拒む歴史から見える世界:和解・返還・再興」
 
  代表者:太田 好信(九州大学) 
   報告1 もう一つの複製技術が写し撮る歴史:人類学、写真、呪術慶田 勝彦(熊本大学)
   報告2 看護婦ナイチンゲールの誕生:近代看護神話の語りなおし鈴木 和代(熊本大学)
   報告3 地蔵によって甦る村:新潟水俣病「和解」後の共同体の再構築小尾 章子(九州大学)
   報告4 歴史の不完全さの陰に生きる: 
         グアテマラ内戦の記憶と未開主義としての人権言説太田 好信(九州大学)
12:00 終了
 
  昼食
 
14:00 A-02 憑霊信仰における「憑依されない者」の信仰: 
        ブラジル北東部におけるカンドンブレの事例から中川 桃(一橋大学)
14:30 A-03 私と私でないもの:病いと人格の人類学中川 敏(大阪大学)
15:00 A-04 「異端」か「偽医者」か:フィリピン地方都市の呪医実践より東 賢太朗(日本学術振興会)
15:30 A-05 「民主化」をめぐる政治と伝統信仰:西アフリカ・ベナンの事例田中 正隆
16:00 A-06 ソロモン諸島の「新しい教会」が意味するもの:  
         キリスト教受容とシンクレティズムに関する一考察石森 大知(神戸大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)B会場(教室102)
 
10:00 B-01 分科会 「海外のアイヌ資料調査」
 
  代表者:小谷 凱宣(南山大学) 
   報告1 海外のアイヌ資料調査の意義とアイヌ研究の緊急課題小谷 凱宣(南山大学)
   報告2 ロシアのアイヌ資料の特徴荻原 眞子(千葉大学)
   報告3 欧米のアイヌ資料の特徴出利葉 浩司(北海道開拓記念館)
   報告4 海外のアイヌ絵資料及びアイヌ資料収集史再考佐々木 利和(文化庁)
 
12:00 終了
 
  昼食
 
13:00 B-02 分科会 「ニュータウンの人類学の可能性」
 
  代表者:西川 祐子 
   報告1 住まいの個人史の聞き取り調査から西川 祐子(京都文教大学)
   報告2 つながる子育て森 正美(京都文教大学)
   報告3 表象されるニュータウン杉本 星子(京都文教大学)
   報告4 ニュータウンの空間と時間鵜飼 正樹(京都文教大学)
 
15:00 終了
 
15:00 B-03 分科会 「水産資源の利用と流通:寒冷地域と熱帯地域との比較」
 
  代表者:岸上 伸啓(国立民族学博物館) 
   報告1 水産資源の利用と流通:総論と問題提起岸上 伸啓(国立民族学博物館)
   報告2 イヌヴィアルイト協定と資源管理について岩崎・グッドマン まさみ(北海学園大学)
   報告3 カムチャツカ半島のサケ資源と流通渡部 裕(北海道立北方民族博物館)
   報告4 特殊海産物保全をめぐる「国際世論」と生産地の動向赤嶺 淳(名古屋市立大学)
   報告5 経済性以前の資源論:ソロモン諸島におけるイルカ資源の象徴性竹川 大介(北九州市立大学)
   コメンテーター松本 博之(奈良女子大学)
   コメンテーター大島 稔(小樽商科大学)
 
17:30 終了
 
■ 第1日目 6月5日(土)C会場(教室103)
 
10:00 C-01 アフリカにおける外来手話論争:もうひとつの言語問題をめぐって亀井 伸孝(関西学院大学)
10:30 C-02 子どもが期待されること:インドのストリートチルドレンを中心に針塚 瑞樹(九州大学)
11:00 C-03 貧困空間の文化人類学:  
         サンチャゴ市における貧困の下に育まれる身体から内藤 順子(九州大学)
11:30 C-04 「ホームレス」という名づけの実体化過程:  
         「ホームレス」当事者の自己認知の側面より谷岡 聖史(静岡大学)
 
  昼食
 
13:00 C-05 現代シベリア農村地域における多民族状況: 
         ロシア人とブリヤート人・タタール人の関係を中心に伊賀上 菜穂(大阪大学)
13:30 C-06 ポストコロニアルの記憶: 
         ペルーの暴力の時代の記憶の歴史化と再記憶化細谷 広美(神戸大学)
14:00 C-07 再発見される「共同体」:世紀転換期中米ニカラグアにおける 
         先住民集団の編成過程(1880-1910)佐々木 祐(京都大学)
14:30 C-08 カナク近代政治の創生江戸 淳子(杏林大学)
15:00 C-09 モロカイ島サブシスタンスの今日的意義と可能性: 
         『州知事のモロカイ島サブシスタンス調査報告書』を中心に藤澤 友子(一橋大学)
15:30 C-10 口述史からみた樺太アイヌの漁撈活動: 
          先住民政策の違いによるアイヌの地域性田村 将人(千葉大学)
16:00 C-11 自己覚醒を問いかけるメディア:クリー・インディアンのラップ音楽スチュアート ヘンリ(放送大学)
16:30 C-12 「情報」としての「インディアン」その2: 
          カナダ、サーニッチのホームページ作成 をめぐって渥美 一弥(放送大学)
17:00 C-13 ハウサ語オンライン辞書の意義中村 博一(文教大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)D会場(教室107)
 
10:00 D-01 「民族問題」の不在:「琉球処分」の歴史/人類学的考察與那覇 潤(東京大学)
10:30 D-02 インドネシアにおけるアラブ人の現在:東ジャワ州スラバヤ北部を事例に安田 明宏(名古屋大学)
11:00 D-03 「上」からのトランスナショナリズムと「下」からのトランスナショナリズム: 
         英国陸軍グルカ旅団の雇用政策とグルカ兵の生活戦略上杉 妙子(専修大学)
11:30 D-04 帝国空間における婚姻戦略:インド・マイソール藩王国の事例から池亀 彩
 
  昼食
 
13:00 D-05 インドにおける仏教徒たちの不可触民解放運動根本 達(筑波大学)
13:30 D-06 台湾原住民コミュニティの開発をめぐる社会実践に関する一考察宮岡 真央子(東京外国語大学)
14:00 D-07 ナイジェリア・イボ社会におけるまち組合の歴史的変遷: 
         郷里の運営をめぐる都市移民と母村居住者との関係松本 尚之(東北大学)
14:30 D-08 コンパウンドの建て方とその変化: 
         パクスブリタニカとケニア・ルオ村落社会椎野 若菜(日本学術振興会)
15:00 D-09 書き言葉か、話し言葉か: 
         インド・ゴアにおけるコーンクニー語を事例として松川 恭子(大阪大学)
15:30 D-10 身体動作・ダンスの研究と「黒人のスタイル」: 
         若いアフリカ系アメリカ人を事例に三吉 美加(東京大学)
16:00 D-11 南インド都市世界における映画的経験の創造性桑原 知子(九州大学)
16:30 D-12 現代中国における「民族文化」表象の政治学: 
         西南中国トン族の事例から兼重 努(滋賀医科大)
17:00 D-13 『マチョ像』の意味:メキシコをめぐる近年のマチスモ論の検討上村 淳志(一橋大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)E会場(教室108)
 
10:00 E-01 手仕事とモダニティー:日本とインドネシア関本 照夫(東京大学)
10:30 E-02 演技の習得過程の多層的スクール・エスノグラフィの試み: 
         中国伝統劇・秦腔の演劇専門学校の事例分析から清水 拓野(東京大学)
11:00 E-03 「近代化」の進展と「伝統」を継承するということ: 
         西インド・ラージャスターン地方の門前町ナートドワーラーの 
         絵師集団の事例より八幡 綾(立教大学)
11:30 E-04 「商品化」による伝統織物の意味変容 
         グアテマラ先住民村落の事例より本谷 裕子(慶應義塾大学)
 
  昼食
 
13:00 E-05 メイファル:ネパール、ビャンスにおける「宴会」的行事の概念と体験名和 克郎(東京大学)
13:30 E-06 裏舞台としての台所:ジャワにおける女性とレワン塩谷 もも(東京外国語大学)
14:00 E-07 ロサンゼルスにおけるスシの「グローバル化」が意味するもの多田 幸子(同志社大学)
14:30 E-08 準合理的な経済行動の研究としての経営人類学:概論的問題提起市野沢 潤平(東京大学)
15:00 E-09 従業員の組織内行動に関する「社誌」的研究:経営人類学の視点から中畑 充弘(明治大学)
15:30 E-10 Market&Morality:交換論の思想史的課題織田 竜也(国立民族学博物館)
16:00 E-11 権力、共同体、公共空間:流用論の新しい階梯と沖縄基地問題井上 雅道(芝浦工業大学)
16:30 E-12 移動を主題とした研究の諸問題浅井 易(早稲田大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)F会場(教室109)
 
10:00 F-01 黒人から捉えるスリナムの多文化主義: 
        アフリカという地域とスリナム史の一場面岩田 晋典(明海大学)
10:30 F-02 カンドンブレの「アフリカ伝統」と「ナゴ伝統論争」高橋 慶介(一橋大学)
11:00 F-03 エスニック・マーカーの流用:キューバ東部地方の太鼓芸能を事例に倉田 量介(東京工業大学)
11:30 F-04 愛の見せ方、語り方:キューバの首都ハバナにおけるフィールドワークより田沼 幸子(大阪大学)
 
  昼食
 
13:00 F-05 中国における土地資源の近世的利用と所有: 
         上海市松江地区の事例から菅 豊(東京大学)
13:30 F-06 土地改革をめぐる中国農村宗族の変化: 
         1949年前後の陜西省関中地域の事例からみた宗族と家族田村 和彦(東京大学)
14:00 F-07 王朝なき時代の国家的祭祀: 
         戦後台湾における中華文化復興運動と孔子廟改革水口 拓寿(東京大学)
14:30 F-08 現代中国における「伝統文化」のポリティクス: 
         広東省珠江デルタの龍舟競渡の事例から川口 幸大(東北大学)
15:00 F-09 表象の中の地域と民族:徳宏の水かけ祭りと 巴娜西風情節長谷 千代子(日本学術振興会)
15:30 F-10 観光空間の政治学:エスニック・テーマパークの事例を中心に高山 陽子(東北大学)
16:00 F-11 死をめぐる回族のイスラーム改革:寧夏回族自治区銀川市の事例から澤井 充生(東京都立大学)
16:30 F-12 中国西北部のイスラームについて: 
         モンゴル系民族内のスーフィー教団を中心に楊 海英(静岡大学)
17:00 F-13 中国の西部大開発と少数民族文化の変容丸山 孝一(福岡女学院大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)G会場(教室113)
 
10:00 G-01 モンゴルのシャーマンと民間医者クネヒト・ペトロ(南山大学)
10:30 G-02 クライアントにとって霊媒カルトとは何か: 
         北タイ・チェンマイの事例より福浦 一男(京都大学)
11:00 G-03 サモア社会における知識の個人差と病気を巡るリアリティ倉田 誠(神戸大学)
11:30 G-04 現代ロシアにおける呪術知識のあり方の変容藤原 潤子(日本学術振興会)
 
  昼食
 
13:00 G-05 グローバル化とローカル化の相互的並行状況下における法多元論の再考: 
         生物多様性条約における「伝統的知識の保護」問題から薗 巳晴(ノルド社会環境研究所)
13:30 G-06 現代ヴィエトナム農村社会における民事紛争とその調停: 
         村落共同体の自主管理能力をめぐって加藤 敦典(大阪大学)
14:00 G-07 合意への階梯を支えるもの: 
         インドネシアにおける紛争処理過程と地方裁判所の分析に向けて高野 さやか(東京大学)
14:30 G-08 在日ユダヤ人コミュニティにおける葬送と服喪に関する一考察:  
         土地の法律・土地の慣習とのせめぎ合いの中で佐藤 泉(東洋学園大学)
15:00 G-09 日本の戦時人類学:岡正雄の「民族研究」と平野義太郎の「民族=政治學」清水 昭俊(一橋大学)
15:30 G-10 植民地主義と日本民族学(12): 
         アメリカ応用人類学と戦前・戦後の日本研究中生 勝美(大阪市立大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)H会場(教室114)
 
10:00 H-01 気付きと病気が治ること―沖縄の病気の語りより東 資子(山口大学)
10:30 H-02 韓国の不妊治療ツアーにおける代理出産と卵子提供: 
         生殖技術をめぐる法規制の落差と父系血統主義渕上 恭子(大韓家族保健福祉協会)
11:00 H-03 病院チャプレンとスピリチュアルケアについての医療人類学的考察古澤 有峰(東京大学)
11:30 H-04 19世紀アメリカ合衆国におけるヴェジタリアニズムと「神経病」救済: 
         ヘルス・リフォームとバイブル・クリスチャン・チャーチの融合鈴木 七美(京都文教大学)
 
  昼食
 
13:00 H-05 軍隊は一つの家族か?:横須賀米海軍基地の家族支援制度をめぐって宮西 香穂里(京都大学)
13:30 H-06 <お茶>と女性の熱い関係:戦後の文化ナショナリズムとジェンダー加藤 恵津子(国際基督教大学)
14:00 H-07 ジェンダー視角からみた海女労働とその権力構造の形成: 
         伊豆半島の3つの海女村落の事例から斉藤 典子(名古屋大学)
14:30 H-08 まちづくりNPOによる産業遺産保存・活用実践の人類学的研究: 
         日本の旧産炭地における過去表象をめぐって永吉 守(西南学院大学)
15:00 H-09 都市祝祭にみる「地域開放と地域再確立」:  
         仙台・名古屋の「よさこい」系祭りにおける地域表象から矢島 妙子(名古屋大学)
 
■ 第1日目 6月5日(土)I 会場(教室115)
 
10:00
 
I-01 分科会 「医療者教育の現場における医療人類学の可能性」
 
 代表者:松岡 悦子(旭川医科大学)
   報告1 医学・看護教育における社会・文化的要因の扱いをめぐって星野 晋(山口大学)
   報告2 臨床との関連性 clinical relevanceから社会的責任へ 
         保健医療学教育における医療人類学の役割道信 良子(札幌医科大学)
   報告3 医療者が臨床場面で人類学的にふるまうことは可能か?: 
         臨床民族誌という手法江口 重幸(東京武蔵野病院)
   報告4 医学教育に医療人類学的視点がなぜ必要か松岡 悦子(旭川医科大学)
   司会波平 恵美子(お茶の水女子大学)
   コメンテーター小田 博志(北海道大学)
 
12:00 終了
 
  昼食
 
13:30 日本文化人類学会・日本人類学会連合シンポジウム
     「社会のなかで道具を作る/使う:進化と文化の接面での討議」
        シンポジウム主催者: 内堀 基光(東京外国語大学)
 
   [報告]
    中務 真人(京都大学理学研究科)日本人類学会会員 
      「人類における道具使用の進化」
 
    窪田 幸子(広島大学総合科学部)日本文化人類学会会員 
      「オーストラリア・アボリジニの道具製作と使用:
        進化論的解釈と社会文脈的解釈の絡み合い」
 
    山越 言(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)日本人類学会会員
      「人とチンパンジーを分かちつなげる道具:
        使用と製作、そして祖霊崇拝と進化論」
 
    湖中 真哉(静岡県立大学国際関係学部)日本文化人類学会会員
      「道具と再帰性:ケニア中北部サンブルの廃物利用の事例」
 
   [ディスカッサント]
    北村 光ニ(岡山大学文学部) 日本文化人類学会会員
    印東 道子(国立民族学博物館)日本文化人類学会会員・日本人類学会会員
 
16:30 終了
 
■ 第2日目 6月6日(日)A会場(教室101)
 
09:00
A-07 分科会 「植民地支配のレガシィ その成立と作用をめぐる比較検討」
 
  代表者:崔 吉城(広島大学)
   報告1 韓国における親日と反日の葛藤崔 吉城(広島大学)
   報告2 バングラデシュのある聖者をめぐる政治と宗教外川 昌彦(広島大学)
   報告3 オーストラリアの植民地経験:その独自性と現在 窪田 幸子(広島大学)
   報告4 移民によるフランス国籍取得と差別:
          モロッコ出身移民の事例から渋谷 努(東北大学)
   報告5 戦後台湾の「日本」:現代台湾にみる「日本語」を事例に上水流 久彦(県立広島女子大学)
   司会高谷 紀夫(広島大学)
   コメンテーター森山 工(東京大学)
 
11:30 終了
 
  昼食
 
13:00
 日本文化人類学会総会
15:00 終了
 
15:00
A-08 分科会 「資源としての文化:開発と利用」
 
  代表者:山下 晋司(東京大学)
   報告1 資源としての文化:開発と利用山下 晋司(東京大学)
   報告2 文化資源研究:理論的展望森山 工(東京大学)
   報告3 Culture as a Resource:グレーバーン・ネルソン
         Tourism and Threatened Minority Peoples(カリフォルニア大学バークレー校)
   報告4 個人は民族文化の資源化・本質化に耐えられるか?:サーミ人の事例から葛野 浩昭(聖心女子大学)
   報告5 文化の資料化と資源化:日本の文化政策から岩本 通弥(東京大学)
   報告6 「望ましい死」への資源戦略:葬儀産業からみる死のスタイルの構築田中 大介(東京大学)
 
   コメンテーター内堀 基光(東京外国語大学)
   コメンテーター佐藤 健二(東京大学)
 
18:00 終了
 
■ 第2日目 6月6日(日)B会場(教室102)
 
09:00
B-04 分科会 「スラム社会と政府・外部組織との係わり」
 
  代表者:江口 信清(立命館大学)
   報告1 ドミニカのスラムと自生的リーダー江口 信清(立命館大学)
   報告2 リオデジャネイロのスラム住民とリテラシー北森 絵里(天理大学)
   報告3 クアラルンプルにおけるスラム社会と政府外部組織との係わり藤巻 正己(立命館大学)
   報告4 インド・西ベンガル州の地方都市スラムにおける生活改善運動村瀬 智(大手前大学)
   報告5 スクンバシ(不法占拠民)集落における 
         "自生的リーダー"の個人的資質と社会的機能山本勇次(大阪国際大学)
 
11:30 終了
 
  昼食
 
15:00
B-05 分科会「海外日本企業への人類学的アプローチ」
 
  代表者:住原 則也(天理大学)
   報告1 非保守的企業文化におけるグローバル化が 
         今なお経営の現地化を妨げるのは何故か:ヤオハンのケース王 向華(香港大学)
   報告2 企業のグローバル化とナショナル・アイデンティティー: 
         イギリスにおけるヤオハン松永 ルエラ(Oxford Brookes University)
   報告3 アメリカにおける日系企業の人類学的研究:キッコーマンの事例島本 みどり(東邦学園短期大学)
   報告4 在米日系企業の職場文化: 
         取引、適応、権力概念を導入して観た第3文化形成の可能性鷲見 淳(労働政策研究・研修機構)
   報告5 行為と制度の関わり:在米日系企業のworkplaceの事例から住原 則也(天理大学)
   コメンテーター中牧 弘允(国立民族学博物館)
 
17:30 終了
 
■ 第2日目 6月6日(日)C会場(教室103)
 
09:00 C-14 合衆国アラスカ先住民社会におけるサケ資源の利用と管理の諸問題 井上 敏昭(城西国際大学)
09:30 C-15 イヌイトの選択と人類学の選択: 
         カナダ・イヌイトのメディア利用と「イヌイトの知識」大村 敬一(大阪大学)
10:00 C-16  開発と「クラン」の構築:パプアニューギニア、フォイの実践槌谷 智子
10:30 C-17 「報酬」の伝統、近代司法の扶養: 
          パプアニューギニア・マヌス州クルティ社会のカスタム・ワークから馬場 淳(東京都立大学)
11:00 C-18 移民とツーリスト:MIRAB国家サモアの観光開発戦略山本 真鳥(法政大学)
 
  昼食
 
15:00 C-19 ギルドの守護から個とイスラームの接点へ: 
          ウズベキスタン、フェルガナ地方のピール崇拝菊田 悠(東京大学)
15:30 C-20 「伝統」から抜け出す方法: 
          フィジー諸島共和国ヴィティレヴ島西部における一集団ラミの実践丹羽 典生(東京都立大学)
16:00 C-21 先住民とペンテコステ運動:オーストラリアNSW州の事例から大野あきこ(オーストラリア国立大学)
16:30 C-22 教会とナショナル・イデオロギー: 
          輸出されるインドネシアのナショナル・イデオロギー齋藤 千恵(鈴鹿国際大学)
17:00 C-23 タイ・カトリック教会の「inculturation」:宗教儀礼と土着文化原田 真理子(広島大学)
17:30 C-24 カトリックの信仰世界と「ファンダメンタリズム」:マルタの事例より藤原 久仁子(日本学術振興会)
 
■ 第2日目 6月6日(日)D会場(教室107)
 
09:00 D-14 イランにおける女性入浴介助ボランティアの活動とイスラーム細谷 幸子(東京大学)
09:30 D-15 ポスト社会主義ブルガリアにおける「仕事」:ジェンダーの視点から松前もゆる(東京大学)
10:00 D-16 社会変化の中のジェンダーと親族:メキシコ・ワステカ農村の事例から山本 昭代(東京農業大学)
10:30 D-17 現代カンボジア農村における社会経済的差異化をめぐる一考察小林 知(京都大学)
11:00 D-18 トランスナショナルな活動領域とローカルなネットワーク:  
         マレーシア華人とパプアニューギニア華人の比較研究市川 哲(立教大学)
11:30 D-19 ミュージアムにみる日系・沖縄系移民の「ミグリチュードmigritude」: 
         転地・転置から展示へ城田 愛(日本学術振興会)
 
  昼食
 
15:00 D-20 現在日本における男性同性愛のタイポロジーとそのメディア化された表現ローラン・エリック(岐阜経済大学)
15:30 D-21 「路の子」の父と「伝統的会議」: 
         ヴァヌアツ・アネイチュム島における父子関係福井 栄二郎(神戸大学)
16:00 D-22 現代タヒチの入れ墨研究における歴史性桑原 牧子(ロンドン大学)
16:30 D-23 文脈化されるものづくりの過程: 
         エチオピア西南部オモ系農耕民アリの土器づくり金子 守恵 (京都大学)
17:00 D-24 国民意識の身体化とローカリズムの再編: 
         韓国済州島におけるサッカー実践の歴史金 明美(九州大学)
17:30 D-25 パキスタン士官学校における暴力の習得西尾 ふみ(北海道大学)
 
■ 第2日目 6月6日(日)E会場(教室108)
 
09:00 E-13 「氏神」への過程と「信」の構造:壱岐勝本浦の事例井谷 晋弥(静岡大学)
09:30 E-14 排除のまなざしの構築をめぐって:近代四国遍路を事例として浅川 泰宏(日本学術振興会)
10:00 E-15 北海道における小型沿岸捕鯨活動山口 未花子(北海道大学)
10:30 E-16 秋田県の野鍛冶の生き残り: 
         現在の野鍛冶に見られる人間の生存戦略の一要素齋藤 貴之(北海道大学)
 
  昼食
 
15:00 E-17 マレーシアの共食儀礼クンドゥーリに関する一考察竹野 富之(南山大学)
15:30 E-18 バングラデシュ西部の2村間の食文化比較に基づいた 
         食材・加工方法・調理方法・飲食方法の関連小林 正史(北陸学院短期大学)
16:00 E-19 神話における塩、交易品としての塩: 
         台湾のオーストロネシア系諸民族を中心に山田 仁史(京都大学)
16:30 E-20 スンダランド語の北航入越とAustronesia的越-語の東北航来日:
         畠(端)・芋(妹)・稲・粟・架・谷戸・漕グの語源にもふれて郭 安三(東京富士大学短期部)
17:00 E-21 インドネシアのファッション・デザイナーにみるエスニック・アイデンティティ、 
         ナショナル・アイデンティティとフレクシブル・アイデンティティ松本 由香(高知女子大学)
17:30 E-22 東京における木型製造:木工技術の応用と伝播松井 かおる(東京都江戸東京博物館)
 
■ 第2日目 6月6日(日)F会場(教室109)
 
09:00 F-14 沖永良部島民のアイデンティティと政治の歴史高橋 孝代(早稲田大学)
09:30 F-15 八重山諸島における「湾生」にとっての台湾・沖縄・ヤマト加賀谷 真梨(お茶の水女子大学)
10:00 F-16 移民としてのスコルトサーミ三上 欧介(北海道大学)
10:30 F-17 南アジア系移民のローカル・ヒンドゥーイズムの生成: 
         ビルマの「セカンド・インディア」・ズィヤワディ市の事例から中井 潤子(総合研究大学院大学)
11:00 F-18 トルコ・アレヴィー文化に見る「シャマニズム」:セマーフを中心にして佐島 隆(大阪国際大学)
 
  昼食
 
15:00 F-19 国民文化としての環境主義: 
          グローバル化のなかのブータン・ネイション形成宮本 万里(京都大学)
15:30 F-20 フランスの地域自然公園: 
         文化遺産・自然遺産に根差したフランス農山村部の新しい地域社会運動出口 雅敏(早稲田大学)
16:00 F-21 選択される歴史、創出される景観:アメリカの歴史「保存」と記憶の形成田川 泉(国立歴史民俗博物館)
16:30 F-22 文化のアリーナ: 
         「無形文化遺産の保護に関する条約」政府間交渉をめぐって七海 由美子(在ユネスコ日本政府代表部)
 
■ 第2日目 6月6日(日)G会場(教室113)
 
09:00 G-11 主人=牧夫関係の動態:東ネパールにおける移動牧畜の事例から渡辺 和之(立命館大学)
09:30 G-12 ポスト狩猟採集社会の文化変容: 
         バカ社会における仮面文化の受容について分藤 大翼(京都大学)
10:00 G-13 貝貨をめぐる二つの新しい動向: 
         パプアニューギニア・トーライ社会における伝統貨幣タブの今日的状況深田 淳太郎(一橋大学)
10:30 G-14 韓国南西部南原地域における漆器製造の歴史と現在: 
         「南原木器」の生産と流通を中心に本田 洋(東京大学)
11:00 G-15 自然/文化をめぐる交渉:  
         タイ北部山地カレン社会におけるNGO運動とエコツーリズム須永 和博(立教大学)
11:30 G-16 牛とプムルン:インドネシアの環境問題と「インフォーマル・セクター」青木 武信(放送大学)
 
  昼食
 
15:00 G-17 日本の助産院出産の戦後:出産・乳揉みの人類学序説伊賀 みどり(大阪大学)
15:30 G-18 ハンセン病療養所における結婚と子供山本 須美子(東洋大学)
 加藤 尚子(国際医療福祉大学)
16:00 G-19 ジェンダー:女性音楽療法士の未来齋藤 和枝(関西外国語大学)
16:30 G-20 1970年代創設の共同生活体「ユリノキ村」の結合原理山本 直美(お茶の水女子大学)
17:00 G-21 去る者追わず:教育空間を創造する人びと中村 浩子(日本学術振興会)
 
■ 第2日目 6月6日(日)H会場(教室114)
 
09:00 H-10 沖縄の葬墓制における骨の位置づけ加藤 正春(ノートルダム清心女子大学)
09:30 H-11 火葬:韓国社会はどのように受容したか秀村 研二(明星大学)
10:00 H-12 ソウル市内の堂祭:東大門区の3事例について松本 誠一(東洋大学)
 
  昼食
 
15:00
 
H-13 分科会「拡大する都市祭礼と地域への回帰:身体性と地域性の観点から」
 
  代表者:中野 紀和(萩国際大学)
   報告1 地域の表象としての太鼓:小倉祗園太鼓における打法をめぐる動きから中野 紀和(萩国際大学)
   報告2 青森ねぶた祭におけるハネトの「誕生」阿南 透(江戸川大学)
   報告3 よさこい・YOSAKOI系祭の全国展開と地域性内田 忠賢(お茶の水女子大学)
   報告4 スペイン・ウエスカの守護聖人祭に見られる「地域」の表象竹中 宏子(お茶の水女子大学)
   司会・コメンテーター和崎 春日(名古屋大学)
 
17:00 終了
 
■ 第2日目 6月6日(日)I 会場(教室115)
 
09:00
 
I-02 分科会「日本の文化財・文化遺産をめぐる政治と経済:民俗学との対話」
 
  代表者:桑山 敬己(北海道大学)
   報告1 棚田の水面に映るもの:「文化的景観」のグローバル・ポリティクス菊地 暁(京都大学)
   報告2 文化遺産の「オーセンティシティ」はどこにあるのか: 
         世界遺産「白川郷」の事例を中心に才津 祐美子(国際日本文化研究センター)
   報告3 「文化」を指定するもの、実践するもの: 
         生活の場における「無形民俗文化財」森田 真也(神奈川大学)
   報告4 ふるさと観光とグリーン・ツーリズム:民俗体験をめぐる政治と経済川森 博司(甲子園大学)
   報告5 「文化」という名の下に:日本の文化政策と地域社会中村 淳(東京大学)
   コメンテーター中西 裕二(福岡大学)
   コメンテーター岩本 通弥(東京大学)
 
11:30 終了
 
  昼食
 
15:00
I-03 分科会 「帝国医療の問題系:近代化のレッスン」
 
  代表者:池田光穂(熊本大学)・奥野克巳(桜美林大学)
   報告1 蚊帳をめぐる受容と反発:公衆衛生事業による辺境住民の主体化西本 太(一橋大学)
   報告2 帝国医療とネイティブ女性:バースコントロールにおける「救済」と「管理」松尾 瑞穂(総合研究大学院大学)
   報告3 現地人看護師の仕事:コモロ諸島における帝国医療の教育と実践花渕 馨也(北海道医療大学)
   報告4 後発帝国医療:ファントム・メディシンの諸相池田 光穂(熊本大学)
   報告5 文明の病、熱帯の病:ヨーロッパ人の身体を通してみる帝国医療山崎 剛(南山大学)
   報告6 サラワク先住民とグローバルな医薬品市場: 
         生物資源、メガダイバーシティーの発見、帝国医療の現在奥野 克巳(桜美林大学)
 
18:00 終了
 
 

連絡先:
〒183-8534 東京都府中市朝日町 3-11-1
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
日本文化人類学会 第38回研究大会準備委員会
e-mail:booking38@aa.tufs.ac.jp