必要なのは、そうした、いわば、情報の迷路のごとき状況を打破することであっ た。既にアメリカではYahoo!が運営されており、分野によっては 専門分野のリンク集のようなものも作成されつつあった。 国内においてもそれにならい、ボランティアの個人の手に よるWWW上の研究関連情報の リスト化という形で展開されはじめる。WWW 上に 散らばった情報を収集・選別し、ある一定の方針の 元でハイパーリンクを利用 してリストすることによって、 利用者の便をはかるというものである。 なお、リンク集作成という手法そのものが既に WWWを用いた知識の共有の産物であり、それがさらに知識の共有をすすめて いくことになっているということには注意しておきたい。