AA_年報2025
6/24

 グローバル化する現代において,秩序崩壊や宗教対立から生じる矛盾に対峙し,関係回復の道を探ることが切実に求められています。世界各地のムスリム社会が築いてきた寛容な共生社会の経験を,過去から現在につながる「記憶」として記録・蓄積します。これをフィールド・アーカイビングとして,情報の可視化・公開・利用も含めて総合的に捉えることが本基幹研究の課題です。その際にムスリム諸社会の持続可能性を抽出することを視野に入れています。また,中東を軸としながらも,それを取り囲むさまざまな地域に目を向け,長期のスパンにおける変動を分析することが重要であると考えています。共同研究「グローバル地中海地域研究」(人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト)と連携する他,ベイルート・コタキナバルの両海外拠点を活用した学術交流,中東☆イスラーム教育/研究セミナーなどの次世代研究者養成にも積極的に取り組みます。4イスラームがつなぐ共生社会の動態の解明中東はアジアとアフリカをつなぐ地域であり,イスラーム圏はそれを大きく包み込む地域概念です。アジアとアフリカをイスラームとその関係性から見直す研究を推進しています。http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/projects/history-core研究代表者:野田仁関連所員:飯塚正人,小倉智史,神田惟,黒木英充,黒沼太一,後藤絵美,近藤信彰,髙松洋一,床呂郁哉Core Projects「記憶」のフィールド・アーカイビング:基幹研究

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る