19 海外研究拠点KKLOは、2008年3月1日にマレーシア国サバ州コタキナバル市に開設されました。同オフィスは,東京外国語大学が2005年度から5年計画で実施している中東イスラーム研究教育プロジェクトの一環として設置されたもので,ベイルートに既に設置されていた中東研究日本センターに続く同プロジェクトによる2番目の海外研究拠点です。 KKLOは,東南アジアにおける政治・社会・文化に関する総合的学術研究拠点として,サバ州政府により設立されたサバ開発研究所(Institute for Development Studies [略称:IDS])の全面的な協力により,同研究所内に設置されました。設置以来,KKLOでは,日本人研究者によるコタキナバルでの現地講演会や,東南アジアの研究者との合同による国際ワークショップやシンポジウム等を定期的に開催しています。 なおKKLOの位置するサバ州は,ブルネイ,インドネシア,フィリピン等の東ASEAN成長地域,南シナ海及びインド洋の交差点にあたり,多様な文化の交流地域を形成しています。AA研は,アジア海域世界のダイナミズムの解明にとって最適なこの地を研究拠点とし,マレーシア,日本及び関連諸国の研究者と関係者に利する多様な国際共同研究プログラムを今後とも推進していきます。https://meis2.aa-ken.jp/base_kotakinabalu.htmlコタキナバル・リエゾンオフィス(略称KKLO)海外の研究者との連携と交流をより活発に行ない,国際的な共同研究を展開していくために,ベイルート(レバノン)とコタキナバル(マレーシア)の2ヶ所に海外研究拠点を設置しています。
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