AA研年報 2021-2022
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16 海外学術調査フォーラムは,海外調査のさらなる展開や分野の垣根を越えた内外の研究者のネットワークを構築する,研究者に開かれた学術交流・情報交換の場として,1975年以来,AA研が企画・運営にあたってきました。第一線で活躍する研究者を招いたワークショップと意見交換のテーマ別分科会,日本学術振興会・科研費担当者を招いた全体会議,ポスター展示の海外学術調査フェスタから構成され,毎年,6月頃に開催されています。 科研費の関係者をはじめとして,海外調査に関わる多様な分野の研究者が集う研究交流の機会として,2004年度までは「研究連絡会」の名称で,2010年度までは「海外学術調査総括班フォーラム」として実施され,2019年度には,テーマ別分科会や若手研究者への支援を拡充し,新たな装いのもとで開催されています。研究連携ネットワークアジア・アフリカの言語学・人類学・歴史学・地域研究分野の研究者・次世代研究者ネットワークの中核として共同研究を展開するほか,より広い視野での分野横断的なネットワーク形成・維持にも積極的に取り組んでいます。全体会議 全体会議では,日本学術振興会担当者(研究助成課長)による科学研究費執行に関する講演会を開催し,新たな科研費制度の導入や執行方法への対応などについて,海外調査を予定している研究者と学振担当者との,質疑応答や意見交換を行います。テーマ別分科会 午前中のワークショップでは,様々な分野の第一線で研究を行う研究者をお招きして,海外調査や共同研究の可能性について議論します。その後,テーマ別分科会では,ワークショップ講師を囲んで議論を深め,さらに,海外調査に関わる様々な課題についても議論します。海外学術調査フェスタ 海外学術調査フェスタでは,若手研究者を中心としたポスター・セッションを行い,海外調査で豊かな経験を積んだ研究者と,新たに現地調査に臨もうとする研究者,近い将来フィールド調査研究を計画している研究者などによる情報交換や研究交流の機会を提供します。フィールドサイエンスField ScienceCollaboration Networks◉海外学術調査フォーラム3つの特徴http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/index.htm

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