2究する学問である「言語文化学」理論の構築,広域的なフィールドワークや共同研究の実施,情報の統合的処理のための理論と方法の開発などをめざしています。 また,東京外国語大学に1992(平成4)年度に新たに設置された大学院地域文化研究科博士後期課程を全面的にバックアップするために,多くの教官が参加し,教育活動にも力を注ぎはじめています。本研究所は,「中核的研究機関支援プログラム」の1995(平成7)年度の発足以来,「卓越した研究拠点」 (COE)に指定されており,加えて2001(平成13)年度には,2005(平成17)年度までの5年間にわたる中核的研究拠点形成プログラム「アジア書字コーパス拠点」が新たに発足し,従来にもまして,アジア・アフリカ地域の言語文化研究において先導的役割を果たすことになりました。 さらに,情報ネットワーク化のめざましい技術革新を活用したアジア・アフリカの言語文化資料の情報資源化のために,1997(平成9)年度より附属情報資源利用研究センターを設置し,共同利用研究所としてのさらなる発展をめざしています。 以上の活動を充実させ,我が国における言語文化研究の発展に貢献することが,本研究所の責務であり,所員一同の願いでもあります。 歴 代 所 長 岡 正雄 1964-1972年 徳永康元 1972-1974年 北村 甫 1974-1983年 梅田博之 1983-1989年 山口昌男 1989-1991年 上岡弘二 1991-1995年 池端雪浦 1995-1997年 石井 溥 1997-2001年 宮崎恒二 2001年-現在
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