29言語研修 本研究所では,アジア・アフリカ地域の言語の修得のために,本研究所員を中心にその言語を母国とする人,および日本人研究者を講師として,毎年夏,言語研修を開講しています。開講する言語の数は,東京会場が2言語,関西会場が1言語,研修期間は150時間です。最近,言語研修を実施した言語は,次のとおりです(2001年実施決定を含む)。 →23頁参照 研修言語名(修了者数) 年度 東京会場 関西会場 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 ヒンディー語(8), パシュトー語(10) アラビア語エジプト方言(12), ハンガリー語(17) チベット語(12), フィンランド語(21) ピリピノ語(タガログ語)(12), ヨルバ語(3) 朝鮮語(14), カンボジア語(10) 西南官話(5), タミル語(12) 中原官話(10), タイ語(19) ペルシャ語(10), トルコ語(16) ベンガル語(20), ベトナム語(9) 朝鮮語(11), インドネシア語(11) エストニア語(12), ビルマ語(15) ネパール語(12), アラビア語エジプト方言(15) 朝鮮語(17), グルジア語(17) ウォロフ語(9), ヒンディー語(11) アムハラ語(5), チベット語(25) タイ語(14), 現代ヘブライ語(12) テルグ語(10), モンゴル語(11) アイヌ語(2), ハヤ語(11) フィジー語(4), ペルシア語(10) シャン語(3), アフリカーンス語(6) パシュトー語( ), 福州語( ) 中国語中級(26) フルフルデ語(12) パンジャーブ語(8) トルコ語(15) スワヒリ語(8) ベンガル語(8) シンハラ語(8) インドネシア語(6) アラビア語エジプト方言(15) ペルシア語(14) 中国語(13) フィリピノ語(12) モンゴル語(17) トルコ語(22) 上海語(12) ヨルバ語(7) ハンガリー語(7) カンナダ語(5) ウルドゥー語(5) ペルシア語(4) ムンダ語( ) 研修生(各言語約10名)は,大学など研究機関を通じて全国から公募します。受講を認められた者は入所料,受講料を納付することになります。また,課程を修了した人には審査のうえ修了書が授与されます。 上記の研修事業と関連して,より効果的で充実した研修方法を開発するための研究の一環として,科学研究費補助金による支援を受けつつ,言語研修において自動学習機器に合わせて機械化しうる部分をプログラム(CAI)化するための研究を実施しています。この研究によって開発した「CAIプログラム」は,研修コースのなかで補助教材として活用することが期待されるばかりでなく,必要に応じて希望する言語の学習をすすんで個人的に受講できるよう設営することにより,増大し,多様化する社会要請に応えることをめざします。
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