言語研修本研究所では,アジア・アフリカ地域の言語の修得のために,本研究所員を中心にその言語を母語とする人,および日本人研究者を講師として,毎年夏,言語研修を開講しています。開講する言語の数は,東京会場が2言語,関西会場が1言語,研修期間は150時間です。最近,言語研修を実施した言語は,次のとおりです(1999年実施決定を含む)。24頁参照 研修言語名(修了者数)研修生(各言語約10名)は,大学など研究機関を通じて全国から公募します。受講を認められた者は入所料,受講料を納付することになります。また,課程を修了した人には審査のうえ修了書が授与されます。上記の研修事業と関連して,より効果的で充実した研修方法を開発するための研究の一環として,科学研究費補助金による支援を受けつつ,言語研修において自動学習機器に合わせて機械化しうる部分をプログラム(CAI)化するための研究を実施しています。この研究によって開発した「CAIプログラム」は,研修コースのなかで補助教材として活用することが期待されるばかりでなく,必要に応じて希望する言語の学習をすすんで個人的に受講できるよう設営することにより,増大し,多様化する社会要請に応えることをめざします。年度東京会場関西会場1981ヒンディー語(8),パシュトー語(10)中国語中級(26)1982アラビア語エジプト方言(12),ハンガリー語(17)フルフルデ語(12)1983チベット語(12),フィンランド語(21)パンジャーブ語(8)1984ピリピノ語(タガログ語)(12),ヨルバ語(3)トルコ語(15)1985朝鮮語(14),カンボジア語(10)スワヒリ語(8)1986西南官話(5),タミル語(12)ベンガル語(8)1987中原官話(10),タイ語(19)シンハラ語(8)1988ペルシャ語(10),トルコ語(16)インドネシア語(6)1989ベンガル語(20),ベトナム語(9)アラビア語エジプト方言(15)1990朝鮮語(11),インドネシア語(11)ペルシア語(14)1991エストニア語(12),ビルマ語(15)中国語(13)1992ネパール語(12),アラビア語エジプト方言(15)フィリピノ語(12)1993朝鮮語(17),グルジア語(17)モンゴル語(17)1994ウォロフ語(9),ヒンディー語(11)トルコ語(22)1995アムハラ語(5),チベット語(25)上海語(12)1996タイ語(14),現代ヘブライ語(12)ヨルバ語(7)1997テルグ語(10),モンゴル語(11)ハンガリー語(7)1998アイヌ語(2),ハヤ語(11)カンナダ語(5)1999フィジー語(),ペルシア語()ウルドゥー語()33
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