石塚晴通池田証壽金子和弘小池和夫小駒勝美小宮山博史境田稔信鈴木広光直井 靖比留間直和府川充男本研究所で実施される言語研修の目標は,以下の諸点である。口語および書き言葉の能力をつける言語の科学的研究と実際的応用の訓練の提供大学院相当の学生に野外調査を実施するための手段としての言語習得の援助言語研修プロジェクトは,研修・辞典委員会に属する所員と,当該分野に精通する共同研究員によって構成され,アジア・アフリカの言語に習熟し,実際的に役立つ能力を高める最も効果的な方法を検討することをめざしている。また,上記所員と共同研究員にさらに研修委員会(8頁参照)委員を加えた合同会議が年1-2回開催され,研修言語の選定,教授法,開催時期・期間,実施方法,評価等について討論する。長野泰彦松村耕光森安孝夫吉川武時言 語 研 修(主査:新谷 忠彦/所員8,共同研究員4)その他のプロジェクト24◆パダウン族観光村の学校メーホーンソーンの町から車で約40分,ビルマ国境からそれほど遠くないところにその「村」はある。「入場料」を払い,土産物を売る家々の横を通っていくと,吹き抜けの教室で読本の授業をやっていた。生徒の中には,この民族の象徴である金の首輪をつけた子もいる。読本はビルマの(小学校)第1学年のもの。おそらくはこのクラス,いや村人全体がビルマからの越境出稼ぎなのだろう。(タイ北部,メーホーンソーン県ナイソイ村。1997年1月撮影。澤田英夫)
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