ご報告 ▶ FIELDPLUS café本誌26号の発刊を記念して、2021年7月27日、巻頭特集に関連した一般公開のトークイベント「言語地図からアジアの言語を探る」をオンラインで開催しました。巻頭特集責任編集、遠藤光暁さんの司会で、特集執筆者の福嶋秩子さん、鈴木博之さん、田口善久さん、白井聡子さんの、ご執筆内容をさらに深めたプレゼンテーションがありました。今回もオンライン開催となりましたが、各地から参加者があり盛会となりました。 ご報告 ▶ 展示の開催2021年11月11日〜24日に、企画展「解読!アジアの古代文字(2021)」がAA研で開催されました。AA研や東外大図書館の有する貴重な拓本や研究書が、2022 07 no.28フィールドワークの醍醐味は、フィールドにおけるひとりひとりの、生き方、底力に出会えること。 ご案内 ▶ 受賞熊倉和歌子所員が著書『中世エジプトの土地制度とナイル灌漑』(東京大学出版会、2019年)で、2020年度地中海学会ヘレンド賞を受賞しました。 この賞は地中海文化に関する優れた著作・研究に授与されるものです。熊倉所員の研究に関しては、こちらのインタビュー記事もご覧ください。https://wp.tufs.ac.jp/tufstoday/research/21101301/『フィールドプラス』Twitter東南アジアは13世紀からゆっくりとイスラームを受け入れ、現地のそれ以前の文化と融合した多様なイスラーム化が展開しました。その多様性を様々な文字や言葉で書かれた現地語写本を通して紹介します。フィールドで見つけましたAA研では、アジア・アフリカ地域の言語文化に関する共同研究を推進するだけでなく、以下に紹介するようなイベントを通じて、若手研究者の育成や一般の方々への研究成果の発信を行っています。また、海外で学術調査を行う研究者間の交流やネットワーキングを促進するための活動も行っています。各種文字の最新研究とともに紹介されました。感染症対策のため当初の規模・日程を縮小して行いましたが、数年内に「完全版」をお届けする予定です。ター (IRC) プロジェクト、共同利用・共同研究課題、科研などのプロジェクトの成果として公開されたものです。https://online-resources.aa-ken.jp/巻頭特集「現地語写本にみる 責任編集:菅原由美『フィールドプラス』はネット書店をはじめ、全国の書店でご購入、お取り寄せができます。定期購読は、最寄りの書店でお申し込みください。IRCからのお知らせAA研の研究成果として公開されたオンラインリソースを一覧できるサイトを開設しました。オンラインリソースには、アジア・アフリカの言語の辞書・語彙集・音声付きテキストなどの言語資料、貴重書のデジタル化資料、研究者が収集した写真資料などが含まれます。関連地域やリソースの種類ごとに検索が可能です。これらオンラインリソースは、情報資源利用研究セン西夏文字で「五時に夢中」ご報告 ▶ 所員のテレビ番組出演荒川慎太郎所員が2021年10月14日に放送されたTOKYO MXテレビ「5時に夢中!」に録画出演しました。番組内の「追跡!」というコーナーで、専門とする「西夏文字」について、実際の文字をフリップに手書きするなどして紹介しました。お問い合わせ本誌に関するお問い合わせは下記宛にお願いします。ご感想、ご意見などもぜひお寄せください。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドプラス編集部〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1field-plus@tufs.ac.jphttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus今回は巻頭特集を担当しました。実は私自身この「負債」をめぐる研究会のメンバーです。コロナ禍になってからは対面で集う事は難しくなりましたが、それでも、若いメンバーも多いこの研究会は活気があり、いつも刺激的なアイディアに■れています。その活気や楽しさが記事を通じて、読者の皆さんにも伝わると良いなと思っています。(吉田)今回の「フィールドで見つけました」のテーマは「本屋」でした。テーマの重なる、本誌20号「カシュガルの古本屋」(特別寄稿:菅原 純)もぜひご覧ください。29次号予告 「ひとり」編集後記本誌の魅力は、なんといっても、研究者が研究を始めるに至った動機、研究する上での苦労、発見の喜びなどがコンパクトにまとまっている点。これらを読むことで読者は執筆者の研究を追体験できます。文章を読み、写真を見ながら想像し、「研究って面白そうだな!」と思ってくれる高校生が増えてくれると嬉しいなぁ〜と思いながら、日々編集作業をしています。楽しみにしてくれている読者のみなさんのことを思うと、疲れも吹っ飛びます。みなさん、健康第一で、どんなときにも知的探究を楽しみましょう!(熊倉)東南アジアのイスラーム化」AA研からのお知らせ
元のページ ../index.html#31