CONTENTS表紙少年の横のたらいに入っているのは、チベット高原に自生する野葱(Allium beesianum)の花だ。東北チベットでは8月上旬頃、この青紫色の花を摘み取り、刻んで、溶かしバターに混ぜ、ツァンパとともに食す。ほろ苦い味は草原の短い夏の楽しみのひとつだ。 撮影/海老原志穂[FIELDPLUS編集部]荒川慎太郎(編集長)/伊藤智ゆき(副編集長)苅谷康太/熊倉和歌子/髙松洋一/野田 仁吉田ゆか子/浅井万友美[デザイン]株式会社 デザインコンビビア飛鳥井羊右/山田純一/田島未久歩[編集協力]長谷川三男[印刷]株式会社 新晃社[発売]東京外国語大学出版会〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1電話042-330-5559 FAX 042-330-5199http://www.tufs.ac.jp/blog/tufspub/[発行]東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1電話042-330-5600 FAX 042-330-5610http://www.aa.tufs.ac.jp/*本誌の無断転載、複製、複写の一切を禁ず。世界を感応する雑誌フィールドプラスFieldPLUSNo. 252021年1月20日 [第25号](毎年2回、1月と7月に発行)2巻頭特集「食」でチベットの時空を 読み解く責任編集/海老原志穂 4 木簡に記された 古代チベットの食文化 西田 愛 6 チベット料理の 歴史の解明にむけて 中近世のもてなし料理二例 加納和雄 8 ミルクを求めて アムド・チベットを旅する 平田昌弘 10 ヨーグルトの消えゆく夏 海老原志穂
元のページ ../index.html#2