FIELD PLUS No.22
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33FIELDPLUS 2019 01 no.21AA研では、アジア・アフリカ地域の言語文化に関する共同研究を推進するだけでなく、以下に紹介するような研修やセミナーを通じて、若手研究者の育成や一般の方々への研究成果の発信を行っています。また、海外で学術調査を行う研究者間の交流やネットワーキングを促進するための活動も行っています。AA研からのお知らせお問い合わせ本誌に関するお問い合わせは下記宛にお願いします。ご感想、ご意見などもぜひお寄せください。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドプラス編集部〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1field-plus@tufs.ac.jphttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/eld-plus『フィールドプラス』はネット書店をはじめ、全国の書店でご購入、お取り寄せができます。定期購読は、最寄りの書店でお申し込みください。編集後記次号予告 2020 01 no.23情報資源利用研究センター(IRC)からのお知らせ FIELDPLUS caféを開催しました2014年4月から長い間編集長を務められた髙松さんに代わりまして、本年度から編集長を拝命しました。所内の人事異動の結果ですが、もちろん読者の与り知らぬ所です。私の能力は髙松さん、さらに初代編集長の星さんには遠く及びませんが、フィールドワークの楽しさを少しでも読者に伝えるべく努力する所存です。一編集者としては、今回は巻頭特集を担当しました。古代はもとより、現代の宗教においても、「個人」の持つ影響力がまだまだ強いことを実感させられた特集でした。 なお、今号から、アンケート(送り状付きで本誌が送付される方対象で、用紙は送り状裏面。今後はウェブによるアンケートも検討中です)の項目を変えてみました。読者の皆様からの声が少しでも多くいただければ幸いです。(荒川)2016年1月刊行の15号を最後にしばらく『フィールドプラス』の編集を離れておりましたが、今号より編集委員として再登板することとなりました。3年間のブランクでなかなか作業の勘を取り戻せずに四苦八苦しておりますが、いただいた玉稿の魅力が読者の皆様に存分に伝わるよう、最善を尽くしていければと思っております。毎号のことではありますが、御寄稿下さった先生方に厚く御礼申し上げますと同時に、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。(苅谷)最近では、スマートフォンの普及と相まって、地理情報システム(GIS)がますます身近なものになっています。この特集では、地図などから得られる地理情報や、それを分析するためのシステムを西アジアを対象とした歴史研究に利用しようとする新たな試みについて紹介します。フィールドで見つけました「はやりもの」そこでは、意外なものが流行っていたり?!巻頭特集「地理情報から読み解く西アジア史」 責任編集:熊倉和歌子来る2019年11月18日(月)から11月29日(金)にAA研1階展示スペースにて「シベ書道の世界―格吐肯書法展―」と題した展示会を行います。シベ文字は中国の少数民族であるシベ族のことばを書き表す文字で、満洲文字をもとに作られています。格吐肯(Getuken/ゲトゥケン)氏はシベ文字による書道の第一人者です。格吐肯氏の作品を通してシベ族のことばと文化にふれてみませんか? 会期中は格吐肯氏ご本人の講演も企画しております。皆様のお越しをお待ちしています。詳細は今後、以下の特設ページでお知らせしますのでご覧ください。https://sites.google.com/view/sibekuren/activities/getuken2019ご案内▶ 中東☆イスラーム研究セミナー・教育セミナー中東もしくはイスラーム世界について調査・研究する大学院生や若手研究者を対象としたセミナーを、AA研にて開催いたします。セミナーでは、調査・研究領域に関する最新の知識・情報を提供するとともに、参加者による研究発表と討論を行います。主に大学院生を対象とした「教育セミナー」が2019年9月19日(木)~22日(日)に、博士論文準備中の方々を対象とした「研究セミナー」が12月20日(金)~22日(日)に開催されます。募集要項等の詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。(本年度の教育セミナーは募集が終了しています)http://meis2.aacore.jp/ ご案内▶ 文化/社会人類学研究セミナーAA研基幹研究「アジア・アフリカにおけるハザードに対処する『在来知』の可能性の探究̶人類学におけるミクロ-マクロ系の連関2」では、日本文化人類学会の「次世代育成セミナー」との共催で、全国の博士後期課程の大学院生およびPDを対象とした「文化/社会人類学研究セミナー」を2019年11月17日(日)に開催いたします。受講生による研究発表とそれを受けた議論を通して、博士論文や投稿論文の執筆に必要な知識の拡大を目指します。所属大学院の枠を超えた知的交流の場として存分に活用してください。詳細は、下記のウェブサイトで発表します。http://www.aa.tufs.ac.jp/kikanjinrui/この式典には、辞典の編纂に関わったAA研の高島淳教授・峰岸真琴教授も出席し、ケーララ州のみなさまからの賛辞を受けました。(IRCプロジェクト「日本語マラヤーラム語辞書検索システム」https://www.aa-ken.jp/edic/jmd/) IRCプロジェクトの一つとして構築された電子辞書『日本語マラヤーラム語辞典』の印刷体がインド・ケーララ州言語研究所から刊行され、2019年3月に州都トリバンドラムにおいて記念式典が開催されました。ケーララ州文化大臣他、多数の参列を得た本誌21号の刊行を記念したトークイベントFIELDPLUS caféを、2019年1月25日(金)に東京外国語大学アゴラ・グローバルにて開催しました。テーマは巻頭特集にちなんで「『似ている言語』の多様性:アルタイ型言語の諸相」。東京外国語大学の風間伸次郎教授とAA研の山越康裕准教授が講演し、参加者とのやりとりも活発におこなわれました。 ご案内▶ シベ書道の世界―格吐肯書法展―

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