33FIELDPLUS 2015 07 no.14●文化/社会人類学研究セミナー のご案内AA研基幹研究「人類学におけるミクロ・マクロ系の連関」では、2015年11月7日に全国の博士後期課程の大学院生およびPDを対象に、2015年度「文化/社会人類学研究セミナー」を開催いたします(今年度から文化人類学会の「次世代育成セミナー」との共催となります)。受講生による研究発表とそれを受けた議論を通して、博士論文執筆に必要な知識の拡大と提供をめざします。所属大学院を超えた知的交流の場として存分に活用して下さい。詳しくは、下記のウェブサイトをご覧下さい。http://coe.aa.tufs.ac.jp/kikanjinrui/●中東☆イスラーム研究セミナー、 教育セミナーのご案内中東もしくはイスラーム世界について調査・研究する大学院生や若手研究者を対象としたセミナーを、AA研にて開催いたします。セミナーでは、調査・研究領域に関する最新の知識・情報を提供するとともに、参加者による研究発表と討論を行います。主に大学院生を対象とした「教育セミナー」は9月21〜24日に、博士論文準備中の方々を対象とした「研究セミナー」は12月18〜20日に開催されます。募集要項等の詳細は、下記のウェブサイトをご覧下さい。http://meis2.aacore.jp/●AA研企画展のご案内AA研既形成拠点GICAS(アジア書字コーパス)企画による展示会「アジア諸文字のタイプライター」が開催されます。研究所所蔵の、貴重な「アジア各種文字を印字するタイプライター」を中心に、アジアの文字文化・活字技術などを紹介します。日時:2015年10月26日(月)~ 11月27日(金)10-17時(平日のみ。10月31日、11月1日、外語祭期間中は特別開催)場所:AA研1階企画展示室AA研では、アジア・アフリカ地域の言語文化に関する共同研究を推進するだけでなく、以下に紹介するような研修やセミナーを通じて、若手研究者の育成や一般の方々への研究成果の発信を行っています。また、海外で学術調査を行う研究者間の交流やネットワーキングを促進するための活動も行っています。〔 AA研からのお知らせ 〕編集後記次号予告 2016 01 no.152009年にAA研に入所してから4年間『フィールドプラス』の編集に携わった後、2年間編集部を離れていました。今年度復帰することになり、古巣に戻った気分で最初の編集会議に参加したところ、古株ということで副編集長を務めることになりました。しかし編集の方法や手順をかなり忘れていたため、今号の編集では、担当原稿の作業に手一杯となり、編集全体の役に立つことができませんでした。2年前に『フィールドプラス』編集部を離れたのとほぼ同時に、某学会の英字誌の編集長に指名されました。編集長を務めるのは初めてのことだったので戸惑うことの連続でしたが、なんとか続けています。広報誌と学術雑誌では、原稿の種類も編集の方法もかなり異なります。しかし、よいものを作るために努力を惜しんではならないことは一緒であると強く感じています。(石川)昨年度より『フィールドプラス』の編集担当になりました。それまでは、カラー写真が豊富で素敵な雑誌、としか思わず、同じ研究所にいながらただの一読者として読んでいたのですが、編集過程に関わり始めてからは、刊行に至るまでにさまざまな配慮や、細かな点までのチェックがされていることを知りました。膨大な量のメールと原稿のやり取りと、まだまだ格闘しています。とはいえ、お忙しい先生方からお寄せ頂く原稿を、最初の読者として読ませて頂くのは非常に新鮮で、楽しい作業でもあります。普段は自分の研究分野に閉じこもりがちな中で、広い世界へ目を開かせていただく機会ともなっています。また、短い文章の中で人の心に訴える書き方や、言葉遣いなど、もっと学んでいければと考えています。他の編集者の方々の足を引っ張らないよう、頑張りたいと思います。(錦田)お問い合わせ本誌に関するお問い合わせは下記宛にお願いします。ご感想、ご意見などもぜひお寄せください。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドプラス編集部〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1field-plus@tufs.ac.jphttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus●出版物のご案内人類学、地域研究、言語学、歴史学、霊長類学、民俗学など、異なる分野でフィールドサイエンスに関わる第一線の研究者たちがフィールドワークの根源的な問いに迫った『人はなぜフィールドに行くのか―フィールドワークへの誘い―』(床呂郁哉編著、東京外国語大学出版会)が出版されました。第1部「同時代に生きる」、第2部「フィールドにおける共感・感覚・情動」、第3部「つきあい続けること」の全3部構成。フィールドワークに関心のある方は是非ご一読下さい(本体価格2300円+税)。●地域研究コンソーシアム 年次集会・シンポジウムのご案内2015年度地域研究コンソーシアム年次集会・シンポジウムが10月31日(土)、11月1日(日)にAA研で開催されます。11月1日開催の一般公開シンポジウム「境界・境域への挑戦と『地域』」には、事前登録の上で、関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。多くの方のご来場をお待ちしています。詳しくは以下のウェブサイトをご覧下さい。http://www.jcas.jp/index.html●海外学術調査フォーラム開催『フィールドプラス』はネット書店をはじめ、全国の書店でご購入、お取り寄せができます。定期購読は、最寄りの書店でお申し込みください。去る6月27日(土)、AA研にて海外学術調査フォーラムが開催されました。午前はワークショップ「フィールドサイエンスにおけるドキュメンテーション―あつめる・はかる・かぞえる―」が、午後は全体会議と地域別分科会が開催され、全国から多くの方にご参加いただきました。また、学際的共同研究の計画、中間報告、成果報告の場として、ポスター展示「海外学術調査フェスタ」も併せて開催されました。詳しくは下記のウェブサイトをご覧下さい。http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/forum.html巻頭特集「人間と非人間(ノン・ヒューマン)のダイナミクス」責任編集:床呂郁哉人間と人間以外のもの(動物、人工物など)の関係について、人間中心主義的ではない視点から紹介する予定です。連載企画 フィールドワークって何?テーマ「育てる」研究者はフィールドで何を育てるのか
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