FIELD PLUS No.12
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33FIELDPLUS 2014 01 no.11●海外学術調査フォーラム開催6月28日(土)、AA研にて海外学術調査フォーラムが開催され、全国から多くの方がお出でくださいました。午前中のワークショップ「フィールドに『返す』――フィールドサイエンスの可能性」に登壇されたおふたりの報告者には、本誌次号の連載企画「フィールドワークって何?」にご寄稿いただく予定です。また、学際的共同研究の計画、中間報告、成果報告の場として、ポスター展示「海外学術調査フェスタ」も、あわせて開催されました。詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/forum.html●出版物のご案内専門とする学問分野も地域もさまざまなAA研所員が自らのフィールドとの関わりを綴った『人はみなフィールドワーカーである―人文学のフィールドワークのすすめ』が出版されました(西井凉子編、東京外国語大学出版会)。フィールドワークに関心のある方は是非ともご一読ください(本体価格2,300円+税)。本書はAA研創立50周年記念事業の一環として出版されました。AA研では、アジア・アフリカ地域の言語文化に関する共同研究を推進するだけでなく、以下に紹介するような研修やセミナーを通じて、若手研究者の育成や一般の方々への研究成果の発信を行っています。また、海外で学術調査を行う研究者間の交流やネットワーキングを促進するための活動も行っています。〔 AA研からのお知らせ 〕編集後記次号予告  2015 01 no.13創刊号以来ずっと編集長を務めてきた星さんに替わり、この4月から編集長の大役を仰せつかりました。なにぶん駆け出しのため、不手際が多くて申し訳ないのですが、周囲に支えられて何とかやっております。編集作業の流れは一通り理解していたつもりですが、編集長になってみて初めていろいろわかることもあり、前編集長がいかにたいへんだったかと、今さらながら頭が下がります。星さん、6年間ほんとうにお疲れ様でした。(髙松)今号から副編集長を拝命しました。AA研では、本誌以外に『アジア・アフリカの言語と言語学』編集長、研究所創立50周年記念刊行物『人はみなフィールドワーカーである』の編集スタッフを務めています。それぞれハードな職務ですが、最先端の知見を真っ先に目にすることができるというのは実は相当恵まれた身分ですね! 今号では「ふりかえる」を担当しました。現在の各種編集も、将来自身が「ふりかえっ」た時、悔いの無いものにしたいです。(荒川)読者のみなさまへ編集部一同より第11号では内容の一部に不備があり、読者の皆様に回収をお願いし、改訂版を再発送させていただきました。ご不便をおかけしましたことをお詫び致します。今後このようなことの無いよう、編集部一同気を引き締めてまいります。なお、2014年1月発行の第11号旧版をお持ちの方は、改訂版と無償にて交換させていただきますので、ご面倒ですが編集部までご連絡ください。お問い合わせ本誌に関するお問い合わせは下記宛にお願いします。ご感想、ご意見などもぜひお寄せください。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドプラス編集部〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1field-plus@tufs.ac.jphttp://www.aa.tufs.ac.jp/ja/publications/field-plus●文化/社会人類学セミナーのご案内AA研基幹研究「人類学におけるミクロ- マクロ系の連関」では、全国の博士後期課程の大学院生およびPDを対象に、平成26年度「文化/社会人類学研究セミナー」の受講生を募集いたします。受講生による研究発表とそれを受けた議論を通して、博士論文執筆に必要な知識の拡大とセカンドオピニオンの提供を目指します。所属大学院を超えた知的交流の場として存分に活用してください。開催日:平成26年10月4日(土)応募締切:9月1日(月)(当日消印有効)お問い合わせ:kikanjinrui@tufs.ac.jphttp://www.aa.tufs.ac.jp/kikanjinrui/●中東☆イスラーム研究セミナー、 教育セミナーのご案内中東もしくはイスラーム世界について調査・研究する大学院生や若手研究者を対象としたセミナーを、AA研にて開催いたします。セミナーでは、調査・研究領域に関する最新の知識・情報を提供するとともに、参加者による研究発表と討論を行います。主に大学院生を対象とした「教育セミナー」が9月20日 - 23日に、博士論文準備中の方々を対象とした「研究セミナー」が12月19日 - 21日に開催されます。募集要項等の詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。http://meis2.aacore.jp/●AA研創立50周年記念講演・シンポジウムのご案内『フィールドプラス』はネット書店をはじめ、全国の書店でご購入、お取り寄せができます。定期購読は、最寄りの書店でお申し込みください。AA研は、アジア・アフリカの言語や文化を主な対象とする超域的な国際的研究拠点として、今年、創立50周年を迎えることになりました。記念講演・シンポジウムを開催して、これまでの半世紀の研究活動を振り返るとともに、これからの半世紀に向けて進むべき研究の方向を展望します。日時:平成26年10月24日(金)13時から16時半場所:一橋講堂記念講演:「アジア・アフリカ研究におけるAA研―回顧と展望」   東京外国語大学名誉教授・元AA研所長 石井 溥シンポジウム:「「言語」「文化」「歴史」の幻想を超えて   ──アジア・アフリカの猥雑な現場から捉え直す世界のしくみとかたち」記念講演・シンポジウムにはどなたもご参加いただけます。50周年記念としてほかにもさまざまな研究企画や出版を予定しています。それらの詳細につきましては、記念講演・シンポジウムの参加申込方法とあわせて、AA研ウェブサイトをご覧ください。http://www.aa.tufs.ac.jp/50周年記念事業の一環として開催された「静謐なる聖地―石版風景画に見る19世紀半ばのパレスチナ・レバノン」展はご好評のうちに終了いたしましたが、展示内容の一部は下記のウェブ サイトでご覧いただけます。http://www.aa.tufs.ac.jp/paleb2014/巻頭特集「メディアのフロンティア・アフリカ」責任編集:内藤直樹今世紀のアフリカでは、携帯電話の急速な普及にともなって人びとの暮らしや社会、文化の変化が進行しています。アフリカの人びとが新たな情報テクノロジーをどのように飼い慣らそうとしているのか、ガテン系フィールドワーカーがメディアのフロンティアからご報告します。連載企画 フィールドワークって何?テーマ「かえす」現地の人々と成果を分かち合うために

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