●カメルーンの森に踊る精霊都留泰作24263233161418ジア大陸部山地に生きる人々を取り上げました。平地の「国家」的世界との間で独特の共存関係を生きる興味深い世界です。「フィールドワークって何?」では、踊りという記述の難しいテーマに多様な視点から迫っています。 また、昨年3月に亡くなられた山口昌男東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所名誉教授・元所長を追悼した特集を組みました。世界各地で精力的に行ったフィールドワークに裏付けられた氏の仕事は、文化人類学研究における重要な足跡として参照され続けるだけでなく、今後、現代日本文化思想史の研究の対象となっていくでしょう。今号の特集では、氏の学問と分かちがたくつながっていたスケッチを手がかりとして、氏の思考の沃野を紹介したいと思います。 開かれた学問の未来のために、皆様の率直なご意見や批判などを、いつも積極的にお待ちしています。どうか声をお寄せください。 FIELDPLUS編集部裏表紙『FIELDPLUS』も第11号を迎えました。お気づきのように、『フィールドプラス』のロゴは『FIELD+』でしたが、今号から『FIELDPLUS』に変更されました。商標登録を行ったために他と混同の可能性のある形式は問題があり、このような形となりました。 「+」という記号によって、フィールドという場から「はみ出していくこと」、そこに新しい何かを「付け加えていくこと」、そういう形での世界との感応のあり方を感じていただきたかったのですが、その意図は新しいロゴでも変わることはありません。 さて、11号という新出発の数字の本号は、巻頭特集で中国西南部から東南アFIELD PLUS 未来に向かって●●「踊る」現象を多角的に捉える松本奈穂子●●●ダンスのフィールドワーク中村美奈子1山口昌男さんの仕事青木恵理子・怪力マンシンと山口昌男黄海道系の巫俗儀礼(韓国)本田 洋・PROFILE・AA研からのお知らせ・編集後記・次号予告フィールドワーカーのおみやげ長沼さやか12フィールドワークって何?テーマ「踊る」
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