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平成12年度公募研究

 
北海道を中心とするアイヌ語諸方言の記録・整理

代表 奥田 統己

組織

氏名
所属部局・職
役割分担等
奥田 統己 札幌学院大学・人文学部・助教授 主に日高地方東部方言の記録・整理
田村 すず子 早稲田大学・語学教育研究所・教授 日高地方東部を除く北海道南部を中心とする諸方言の記録・整理

目的 

  1. 奥田・田村双方が所蔵するこれまでの調査資料の整理(文字化・電子化・翻訳・語彙分析)を行う。
  2. Aでの成果を総括班に引き継ぎ、公刊作業に協力する。
  3. Aで整理した資料のうち経年による劣化の恐れがあるものの複製・保存作業を行う。
  4. 現地調査を実施し、Aの作業中に生じた不明点を話者に確認するとともに新たな資料の録音・録画・整理を行う。

本年度の研究実施計画

  1. 新規申請・現有のコンピューターを使用し、研究補助アルバイターを雇用して、既存資料の目録を作成し、文字化・公開にあたっての基礎資料とする。この作業と並行して、資料の文字化・翻訳・電子化・語彙分析の作業を行う。必要に応じて他方が主に研究してきた方言の資料を交換するとともに、一部の資料については、当該方言の専門家である沢井春美氏(北海道立アイヌ民族文化研究センター)を研究協力者として迎え、より確実な分析を行う。
  2. Aの結果得られた成果を総括班に引き継ぎ、公開作業に協力する。
  3. 現有のDAT機器による音声資料の複製・保存を研究補助アルバイターを雇用して行う。一部の音声資料はすでに劣化が始まっているため、外注して音声CD化する。また田村が所蔵しているアナログ映像資料をディジタルビデオに複製する作業も外注などによって行う。
  4. 現地調査を実施し、Aの作業中に生じた不明点の確認および新たな資料の録音・録画・整理を行う。その際新規に申請するディジタルビデオでの撮影を行い、現有の音声機器での録音とあわせ、質の高い記録を得る。
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