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平成12年度計画研究

北アメリカ北西海岸先住民言語の緊急調査研究   

代表 渡辺 己

組織

氏名
所属部局・職
役割分担等
渡辺 己 香川大学・経済学部・助教授 研究の総括及びセイリッシュ語調査・研究
弓谷 行宏 山陽学園大学・国際文化学部・助教授 カイオワ・タノ語調査・研究

目的 

 本研究は、渡辺がセイリッシュ語(なかでも特にコモックス語)、弓谷がカイオワ・タノ語(なかでも特にトワ語)の現地調査をおこない、文法記述をすすめていく。両言語とも話者数が少ない、いわゆる消滅の危機に瀕している言語であるが、世界の言語のなかでもその危機度は非常に高いものである。本研究では渡辺は形態論のなかでも特にボイスの交替について、弓谷は特に動詞活用について、それぞれ調査・研究をおこなう。合わせてその資料となる民話の記録もそれぞれおこなう。

本年度の研究実施計画

 本年度は夏期に渡辺が約2ヶ月セイリッシュ語の、弓谷が約1ヶ月カイオワ・タノ語の現地調査をおこなう。現地に赴くまでの間は、それぞれがおこなってきたこれまでの調査資料を研究し、どのような資料がさらに必要か検討し、調査の準備をする。調査から帰国したのちは、新たにえたその資料をもとに、それぞれが研究を進める。互いの調査・研究成果の批判・検討のために、本年度中に数回集まる。

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