美術
バガンの美術には、ビルマ美術史上高い評価を受けるものが少なくありません。注目すべきものを以下に挙げます。 - 仏像:寺院の主室などに安置された大きいものの他、壁に掘られた仏龕(ぶつがん)に安置された比較的小さいものもあります。
- 壁画:漆喰を塗った壁面を乾燥させ、水溶性の顔料で彩色するフレスコ画で、イタリアの教会壁画と同じ手法です。バガン絵画の修復にイタリアの専門家がかかわった例もあります。
- 浮彫板:土によって本生譚などの場面の浮彫を作り、火に焼いてパゴダの基壇などに填め、装飾としたものです。多くの場合、緑色の釉(うわぐすり)をかけてあります。
- 漆喰・石刻装飾:寺院・パゴダの外部に、花・精霊・動物などを象った装飾をあしらってあります。
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