インドラヴァルマン2世の碑文, C66 C面
Stelae Inscription of Indravarman II, C66, Face C

ダルマのために僧院が建てられた。

［この僧院は］比丘のサンガが使用するためのものであり、．．．王の税を徴収されない．．。

僧院におけるすべてのまかないの品が

私によって比丘のサンガの使用のために

有情のために設置された。

王の享受のためではなく、継続した税のためでもなく

比丘のサンガの使用のために、僧院が

永続的に建てられた。比丘たちのすべての財を%

守るものたちは、

［そのような］知あるバラモンと苦行者、王の親族たちなどは、

仏教の比類なき解脱の境地{fn1}に

達する、親族たちとともにすべてが。

奪ったり、滅したりするものたちは、恐ろしいラウドラの地獄に落ちんことを、

本人が。その物品等を奪うのを聞いて知ったり見たりしたもので

王に知らせなかったものたちは

すべて地獄に赴く。そのたびに王に知らせたものたちは

すべて、親族たちとも

父ともともに決して地獄に落ちることはない。

どのような財であっても奪うものは

クシャトリアあるいは王

あるいはバラモンはすべて地獄の

苦しみに、母と父とともに、落ちんことを

永遠に。これらの財を守護するものたちは

すべて、サンガの使用のためにという

私の言葉に従って、土地、黄金、

銀、真鍮（器）奴隷などをともなった［土地などを守るものは］

仏陀の境地に達する。一方、

私の言葉を捨てて奪うことをなす王たちなど

バラモンや財主などは八つの

地獄すべてに達する、父、

母、親族たちとともに。